書籍は、非常に価値のある学習ツールです。
数十万円する高額なセミナーやコンサルで得られるような知識を、数千円で学べます。
そして、もしあなたがこれからマーケティングを学んで実践したいのであれば、まずは書籍を活用して学ぶことをおすすめします。
この記事では、マーケターの必読書を厳選して、7つご紹介します。
【参考】心理効果を知り使いこなす!マーケターの必須テクニック9選
マーケターになるなら読んでおくべき書籍4選
まずは、マーケティングの本質を理解して、実践するのに役立つ4つの書籍をご紹介します。
いずれも、マーケターの必読書と言えるものばかり。
プロである以上、マーケティングについて「なんとなく」は通用しません。
きっちりと自分にとってのマーケティングを定義できるようにしましょう。
1. ハイパワー・マーケティングあなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方
この書籍は、ジェイ・エイブラハム氏が書いた書籍です。
『フォーブス』誌が2000年に全米トップ5の経営コンサルタントに選出した人物。
書籍だけではなく、多くの実績があります。
この書籍では、マーケティングの基本的な考え方・知識を学ぶことができます。
内容は、個人や中小企業に有効なDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)がベースとなっています。
それゆえ、あなたのビジネスにも活かしやすいでしょう。
また、マーケティングだけでなく、USP(顧客に対し、自社だけが提供できるメリット)の具体的な活かし方やビジネスの売上を定義する公式などを学ぶことができます。
新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方 (角川書店単行本)
2. 不変のマーケティング
日本のコピーライター、マーケッターの中でもトップクラスと言われる、神田昌典氏が書いた本です。
多くのライターが活用しているPASONAの法則を提唱した人物でもあります。
感情を刺激して集客し、教育して商品を売る「感情マーケティング」について学べる書籍。
人の感情の原理自体は昔から変わっていないとされます。
それを活かしたマーケティングゆえに、確かに「不変」と言えるでしょう。
感情を正しく活用してマーケティングで成果を出したいのであれば、おすすめです。
不変のマーケティング | 神田昌典 | セールス・営業 | Kindleストア | Amazon
3. 究極のマーケティングプラン シンプルだけど、一生役に立つ!お客様をトリコにするためのバイブル
アメリカの億万長者メーカーと呼ばれるダン・ケネディ氏が書いた本。
前述した神田昌典氏が翻訳を監修しています。
理論も揃っていますが、実践的なことが具体的に書かれているのが特徴。
そのため、「マーケティングを実践して成果を出したい人」 におすすめの書籍です。
マーケティングの業務をする際には、手元に置いておくと良いでしょう。
究極のマーケティングプラン シンプルだけど、一生役に立つ!お客様をトリコにするためのバイブル
4. シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
アメリカの通販番組、ダイレクトマーケティングで成功したシュガーマン氏が書いた書籍です。
マーケティングの基礎や仕組みというよりは、心理トリガーに特化した本。
- 「どのような表現をすればお客さんは購入してくれるのか?」
- 「どんな言葉を伝えれば見込み客は行動してくれるのか?」
これらに対する答えが書いてある本になります。
LPやセールスページ、チラシなどを作る時に参考にすると、マーケティングを効果的に実践できます。
シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
マーケティングを加速させる書籍3選
ここからはマーケティングを効果的に実践するのに役立つ書籍を3つご紹介します。
5. お客の心に飛び込め!――実践ゲリラ・マーケティング入門
ゲリラマーケティングの創始者であるジェイ・C・レビンソン氏が書いた書籍。
ゲリラマーケティングとは、「売れる仕組みづくり全てがマーケティング」という考えを基礎に考案されたマーケティングの理論・手法のこと。
出版当時においては、斬新な考え方・手法でした。
これは、特定の方法を解説しているわけではありません。
個々の状況に合わせたプランを作っていく上で参考になるものです。
そのため、今の時代でも活用できる部分はかなりあります。
「マーケティングは理解したけど具体的に実践するのが難しい」
そういう人は、この本を参考にしてプランを作って実践してみてください。
お客の心に飛び込め!――実践ゲリラ・マーケティング入門 (講談社BIZ)
6. 現代広告の心理技術101
ドルー・エリック・ホイットマン氏による、広告における心理技術の活用に特化した一冊。
著者は、なんと11歳の頃から広告業に従事していました。
アメリカのダイレクトレスポンス広告で知らない人はいないくらいの実力者。
この本の優れているところは、理論だけでなく実際に実験した結果が掲載されているということです。
私たちが多くのテストをしなくても、高い確率で成果が出せるでしょう。
特にランディングページやセールスレターなどを書く際には、辞典として使うと良いでしょう。
7. お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方
コンテンツマーケティングの基礎と実践を事例を交えて学べる書籍です。
コンテンツマーケティングとは、動画やWeb記事などに代表される「Webコンテンツ」を活用してお客さんを集め、価値提供する手法です。
具体的には、
- YouTube
- オウンドメディア
などで集客・マーケティングをしたい場合が当てはまります。
その根底には、コンテンツマーケティングの考え方があるからです。
もしあなたがオンラインでコンテンツマーケティングを実践し、広告費を抑えて集客したいのであれば、この本が非常に役立つでしょう。
マーケターの必読書を読んでおこう
この記事ではマーケターの必読書について、7つご紹介しました。
今回ご紹介したのは、マーケティングの基盤を学べるものや、「具体的にどうしたらいいのか?」を考えることのできる実践的な書籍が中心です。
他にも、マーケティングオートメーションや Web マーケティングなど、分野に特化すれば様々な書籍があります。
しかし、ベースとなる考え方は、この7冊でほとんど学ぶことができるでしょう。
ぜひ書籍から効果的にマーケティングを学んでくださいね。