不動産投資に資格がある?賃貸経営に役に立つ資格6選

不動産投資を始めたい!

賃貸経営を始めたい!

そのような方が増えているようです。

しかし、何から手をつけるべきかわからないという方も多い様子。

それなら、勉強も兼ねて、まずはそれらに関わる各種資格を取ることをおすすめします。

今回は、誰でもチャレンジできる、不動産投資や賃貸経営に必ず役に立つ資格を6つご紹介します。

【参考】媒介契約どれがいい?一般、専任、専属専任を比較してみる

 

不動産投資に資格

 

不動産投資に資格は役に立つか

資格がなくても、不動産投資や賃貸経営は始められます。

しかし、オーナーとして、経営者としてやっていくためには専門知識とノウハウが不可欠。

不動産投資は、失敗すると人生が大きく狂ってしまうリスクもあるので、事前にしっかり勉強するのがオススメ。

一方で、勉強するのがいいとは理解しつつも、

  • 「何を勉強すればいいんだろう?」
  • 「どこから手を付ければいい?」

と思う人も少なくないでしょう。

また、資格の勉強であれば、効率的に勉強できるというメリットもあります。

資格の教材は、必要な知識が体系的に整理されているので、ネットの記事を見て情報を集めたりするよりも、はるかに効果的です。

【参考】シェアハウス投資とは?始める際の注意点と成功のコツ

 

不動産投資に役に立つ資格6選

それでは、不動産投資、賃貸経営に役に立つ資格を6つほど紹介します。

 

1、宅地建物取引士

まず、不動産に関する資格の代表とも言える、宅地建物取引士

通称、宅建士です。

この資格は、毎年、20万もの人が受験する超人気の国家資格です。

不動産の売買や賃貸借の媒介、その他不動産取引の土台となる総合的な専門知識が身に付きます。

  • 不動産投資をして物件のオーナーになりたい方
  • 不動産会社で宅建士として働きたい方
  • 金融、IT業界で不動産に関わる仕事をしたい方

が取るべき資格の一つです。

また、

  • 将来的に不動産関連の仕事で独立されたい方
  • 賃貸事業を法人化したい方

このような方の場合、宅建士の資格を取っておくことで、不動産取引をする際や融資を受ける際、不動産分譲の仲介をする際に、大いに役に立ちます。

宅建士の試験は毎年10月頃に実施されます。

過去10年間の合格率は15〜17%となっており、国家資格の中でも難関と言える内容。

試験内容は、全問四肢択一のマークシート方式で、出題数は50問。

2時間の試験で、毎年差がありますが、7割ほど正解すれば合格となります。

合格のために必要な勉強時間は、基礎知識や経験の有無によって差がありますが、一般的には、300時間〜500時間程度費やせば、合格できると言われています。

 

2、不動産鑑定士

不動産鑑定士とは、土地や建物など、不動産の適正な価値を見極めるプロフェッショナル。

これも同じく、国家資格の一つとなります。

取得することで、投資すべき不動産の見極めや土地の有効活用に関する見聞が身に付きます。

事業の安定化や収益性アップを見込めるでしょう。

試験は、

  1. 鑑定理論と行政法規の短答(マークシート)式試験
  2. 民法、経済学、会計の論文式試験

の2段階で行われます。

毎年、5月中旬ごろに実施されます。

合格率は一次試験が33%程度、二次試験が15%となっています。

 

3、中小企業診断士

中小企業診断士も、これから投資事業を始める方におすすめの資格の一つ。

不動産投資に関する専門的な知識を身につけるというより、一事業主として健全に、安定した事業運営をしていくために必要な知識やノウハウを身につけるための資格と言えます。

事業の規模が小さくても、経営者であることには変わりはありません。

よって、ビジネスに関する幅広い知識を身につけることは必要不可欠なのです。

試験は、毎年夏頃に実施されます。

まず、筆記・口述の一次、二次試験。

その後、実務補習・実務従事の、3段階になっています。

合格率は例年35%前後となっているようです。

比較的取りやすい資格と言われていますが、試験日程が長期に渡るため、体力が必要です。

 

4、賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士とは、アパートやマンションなどの賃貸住宅の管理に関する資格。

2021年4月から新たに国家資格になりました。

賃貸事業における建物の管理業務を行う際には、「業務管理者」というポジションの設置が義務付けられています。

そして、賃貸不動産経営管理士の資格はその業務管理者になるために必須となります。

もちろん、オーナー自身が取得することも可能。

物件のニーズを把握したり、稼働率を高めたりするための知識が身に付くでしょう。

試験は全50問の四肢択一、マークシート方式。

毎年11月の第三日曜日に実施されます。

本試験に臨む前に、試験の主催団体による講習を受けることで一部試験が免除されます。

 

5、住宅診断士

住宅診断士、ホームインスペクターとも呼ばれます。

これは、建物全体の劣化状況や欠陥箇所をチェックし、メンテナンスに関する客観的なアドバイスをする専門家。

尚、これは国家資格ではなく、民間の資格となっています。

長期的な賃貸事業を営むにあたって必要不可欠な物件の修繕や安全管理業務を遂行する上で、大変役に立ちます。

試験は毎年秋頃に実施されます。

全50問の四肢択一のマークシート方式になっており、合格率は30%前後となっているようです。

 

6、ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、金融や税制、不動産、住宅ローンなど、資金、人生設計に精通したプロフェッショナル。

ビジネスパーソンの間で、最も人気があるとされる資格の一つとなっています。

この資格を得ることで、

  • 不動産投資、賃貸事業を始めるにあたって必要な資金調達(ローンや融資)
  • 事業プランの策定

に関する専門的な知識が身に付きます。

レベルは3級〜1級までの3段階。

試験は、毎年春、秋、冬に3回(1級は年1回)実施されます。

学科と、実技があります。

合格率はいずれのレベルも50%前後〜となっている様子。

しっかり対策をすればそれほど難しい試験ではないでしょう。

【参考】不動産投資で節税できる?その理由と知っておくべき注意点

 

不動産投資で資格を活用しよう

不動産投資においては、必ずしも資格が必要となるわけではありません。

しかし、資格を取ることで、基礎的なことから、専門的なことまで不動産投資、賃貸経営に関わる知識が身につきます。

困難に陥った際などに正しい判断をすることができるようになるでしょう。

資格を取得することで活動の幅も広がるため、余裕があればぜひチャレンジしてみたいですね。

【参考】ワンルームマンション投資で素人がハマる意外な落とし穴5選

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