REITとは?不動産投資の初心者向きと言える、3つの理由

不動産投資に興味がある。

でも、借金してまで物件に投資して本当に大丈夫か心配。

日本の人口減ってるけど、30年後も本当に安泰?

「ほったらかし」で儲かるなんて、そんな上手い話ある?

まさかの事故物件になったりしたら借金返せなくなるかも!

先行き不透明な世の中、考えれば考えるほど、不安は尽きません。

しかし、再び注目を集め始めた不動産投資の陰で、個人投資家にもひっそりと人気になりつつあるのがREIT(不動産投資信託)。

「REITが気になっているから詳しく知りたい!」という人も、最近多いのだとか。

実際のところどうなの?儲かるの?危なくないの?

そんな疑問をお持ちの方のためにメリットとデメリットをわかりやすく徹底解説します。

【参考】不動産投資とREITの違いは?メリットとデメリットを紹介!

REITとは 

 

不動産投資が活況?

金融庁の報告書によると、老後の資金は公的年金だけでは足りないらしい。

ご存知の方も多いと思いますが、老後30年間で約2000万円が不足すると言われています。

いわゆる「老後2000万円問題」です。

そんな事情もあって、今不動産投資に注目が集まっているのだとか。

実際、不動産投資物件を扱う会社も積極的に広告を出しており、不安を煽ってきます。

そして不動産投資に対してはもちろん良いことばかりを並べ立てます。

しかし、

大きな借金を背負わされる内容だったりして、怖い」

楽して儲かる話なんてない!というお説教じみた話にも、説得力があるしな、、」

そう思われている方も多いはず。

【参考】不動産投資詐欺の主な手口4パターンと騙されないための対策

 

REITとは

不動産投資に興味があるけど、

「いきなり大きな投資をするのは不安」

という方には、REIT(リート)に投資するという方法があります。

「REIT(リート)」とは「Real Estate Investment Trust」の略語。

つまり「不動産投資信託」という意味です。

REITの仕組み

その名の通り不動産を投資の対象とした金融商品を指します。

たくさんの投資家から集めたお金で不動産を購入し、

その物件から得られる賃貸収入や売買益を投資家に分配する仕組みです。

配当の利回りは、時価に対して概ね3~4%程度となります。

【参考】不動産投資ローンは繰上返済すべき?メリット3つと注意点3つ

 

REITは初心者におススメ?3つのメリットは

REITに投資するメリットはたくさんあります。

REITのメリット

①プロが目利きをした案件に投資できる

物件選びは、素人には難しいもの。

考えなければならない変数が多く、地雷を全て避けるのは至難の業

その点、REITであれば、不動産投資のプロが運用するので、プロの目利きの力に頼ることが出来るという利点があります。

初めての不動産投資で、目利きに失敗したくない方にはおすすめです。

また、直接不動産に投資して、物件を購入するとなると、売買の手続きや税金の支払いに加え、空室対策やメンテナンスなどの物件管理にも手間とお金がかかります。

「サブリース業者に丸投げ」なんてしたら、業者が美味しいところを全部持って行くに決まっています。

その点、REITの場合は、運用している会社にすべて任せられるというメリットもあります。

 

②利回りが高めに設定されている

不動産投資界隈に出ている物件の利回りは高くても10%程度。

7~8%もあれば、まぁまともな物件と言えるでしょう。

そして、お金を借りたら当然その利息を3~5%程払うことになり、その他の諸々の費用がかかりますし、当然、赤字になる可能性もあります。

手慣れた、成功している人でも、利回りが5%出ていればかなり成功している部類に入ると言えるでしょう。

また、不動産投資には、

「災害があるかもしれない」

「家賃が下がるかもしれない」

「事故物件になるかもしれない」

といった不確定要素もあります。

そう考えると、REITの利回り3~4%というのは手堅く、安定感があり、悪くないと考えられます。

 

③小額から投資できて売却も容易

REITは、安いものなら数万円から投資できます。借金する必要なんてありません。

不動産に直接投資する場合、失敗すると足元を見られ、なかなか売却できず、損切りする時のダメージも大きくなります

その点、REITは市場で取引されているので、いざという時はすぐに売却できるという利点があります。

 

REITのデメリット

もちろん、良いことばかりではありません。

 

①値下がりしたり配当が減ったりするリスクがある

通常の不動産投資と同じですが、REITも、元本が保証されているわけではありません

運用パフォーマンスが悪くなった場合、市場価格が下がったり、配当が減って利回りが下がったりするというリスクがあります。

分配金が確約されているわけではないので、証券価格だけでなく収益も変動するリスクもあるのです。

実際、新型コロナウイルスが流行した際には、多くのREIT銘柄で、一時的に価格が大きく下がる、配当が減るなどの変動がありました。

また、運用法人が倒産する、あるいは上場廃止基準に該当するなどの場合には、上場廃止になる可能性もあります。

【参考】不動産投資で失敗したくないなら注意すべき営業トーク5選

 

REITを買う方法

REITは証券会社を通じて買うことができるので、まずは証券会社に口座を開く必要があります。

REITにも、色々な種類があり、一般的なのは、個別銘柄を選んで購入する方法です。

買い方は株式と同様ですが、1口単位から購入できるので、最低金額は1口あたりの価格となります。

 

まとめ

REITにもたくさんの種類があるので、色々なREIT銘柄に投資することで、リスクの分散・低減もできます。

例えば、新型コロナウイルスの影響も、ホテル系と物流系のREITでは下落率が異なりました。

ホテル系は観光客減に伴って大きく下がったのに対し、物流系のREITは「更にECが伸びる!」との思惑から逆に上がったのです。

一か所に資金を集中するのではなく様々な種類のREITを組み合わせることで、リスクを抑えることができるでしょう。

実物の不動産に投資するよりも手軽に色々なタイプの物件に投資できるのがREIT。

借金を背負って大きな不動産投資に踏み込むより、リスクが低く、リターンもそこまで悪くないですよね。

コツコツ買い進めることで、配当が少しずつ大きくなっていくのも楽しめるかもしれません。

借金して不動産投資に踏み込む前に、検討してみてはいかがでしょうか。

【参考】ワンルームマンション投資で素人がハマる意外な落とし穴5選

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. ブログ
  2. ActiveCampaign
  3. ミステリーショッパー
  4. 業界研究
  5. インセンティブ制度
  6. 融資面談
  7. ポートフォリオサイト
  8. ポータブルスキル
  9. 家賃の値下げ交渉

おすすめの記事

  1. チャットボット
  2. クラウド型会計ソフト
  3. フロントエンド商品
  4. 家賃の値下げ交渉
  5. ビジネス横文字
  6. 青色申告と白色申告
  7. 空室保証
  8. 太陽光発電
  9. オファー面談
ページ上部へ戻る