Z世代のトリセツ!ビジネスシーンでの付き合い方

ビジネスシーンにおいて益々増えてくる、Z世代の社員。

それより上の世代からすると、不可解だと思うことも多いかもしれません。

企業は彼らの特徴や傾向を十分に理解しておく必要があります。

今回は、Z世代のトリセつをテーマに、主な特徴を踏まえた上で、彼らの扱い方や上手く付き合っていくための方法、心構えについて紹介します。

【参考】Z世代とは?主な特徴や消費の傾向、マーケティング術を紹介

 

Z世代のトリセツ

 

Z世代についてのおさらい

まず、Z世代について軽くおさらいしましょう。

Z世代とは、生まれた時からスマホやインターネットなど、IT、デジタル技術がすでに身の回りに浸透していた世代を指します。

そのことから、「デジタルネイティブ」とも呼ばれることもあります。

  • 1965年頃からのX世代
  • 1980年頃からのY世代
  • 1980年後半からのミレニアル世代

に続くとされる新しい世代。

各産業分野において最も大きな影響力を持つとされています。

 

主な特徴

Z世代の大きな特徴は、他の世代よりも圧倒的にネットや新しい技術に精通していること。

他者に教わらずともスマホやPC、その他デジタル技術を容易に使いこなすのは朝飯前。

InstagramTwitterなどのSNSツールを用いて、効率的に情報収集をします。

また、古い価値観やこれまでのスタンダードに囚われることを嫌うというのも特徴。

多様性や変化、自分らしさに強いこだわりを持っているのも、他の世代には無いZ世代の象徴的な特色と言えるでしょう。

【参考】【Interview】Z世代が就職したい会社とは?本音を聞いてみた(前編)Z世代の価値観と残念に感じる会社とは?

 

職場におけるZ世代のトリセツ

多くの職場で、Z世代の人材がこれから益々増えていくことになります。

よって、企業はもちろん、採用担当者にもそれ相応の対応力が求められます。

しっかりとした心構えがないと、ジェネレーションギャップを感じさせてしまうことも。

  • お互いに上手く付き合えない
  • 社員がすぐに辞めてしまう

という状況に陥りかねません。

そこで、次から、Z世代の働き方の特徴や傾向を踏まえた上で、上手く付き合うための手段についていくつか見ていきましょう。

 

1. 適切な距離を保つ

これは、Z世代に限ったことではないように思われるかもしれません。

しかし、他の世代と比較して、若年層の社員は会社のために働くというよりも自分のために働くという意識が強いのは要注意。

またそれは近年の社会動向にも一致します。

そのため、

  • プライベートを削って会社に貢献すべき
  • 仕事以外でも、飲みの席や付き合いは絶対

と言った考え方があるようであれば、それらは改めた方が賢明でしょう。

Z世代と上手く付き合うためには、プライベートに踏み込みすぎることなく適切な距離を保つことが大切。

  • しつこく干渉する
  • 私用のSNSアカウントに絡む

ということは、絶対にNGです。

 

2. 電話よりもチャット

また、Z世代は連絡手段として、日頃から、LINEなどのチャット、テキスト形式の意思疎通に慣れています。

そのため、逐一電話を使って連絡をすることに、抵抗を感じる傾向があるようです。

上の世代には「電話で話す方が早い」と言って面倒くさがる人がいるかもしれません。

しかし、これらは、企業にとって決して悪いことではありません。

積極的にビジネスチャットツールを導入、活用することで、仕事の効率や生産性が上がるといった報告は多数あります。

もちろん、これまでの連絡手段を全て一新までする必要はありません。

それらのツールを使用することを、前向きに検討してみるといいかもしれません。

 

3. 出世や競争を強要しない

一昔前までは、終身雇用が一般的でした。

そのため、出世や競争に敏感な社員が多く存在したのも事実。

しかし、Z世代は、どちらかというと出世や競争よりも安定を望む傾向にあるようです。

というのも、働き方改革が浸透してきたことで、

  • 転職することや
  • 時間に縛られずに働くこと
  • 自分のライフワークに合った働き方をすること

が、Z世代には特に浸透してきているためです。

  • 無闇に厳しいノルマを課して社員同士で競争させる
  • 「出世してなんぼ」という風潮を作ってしまう

と、Z世代はどんどん流出しかねません。

そのため、企業には

  • 今まで以上に社員の働き方を尊重すること
  • 異なる仕事や選択肢を与えてあげること

が求められるのです。

 

4. 個人重視を理解してあげる

Z世代の多くは集団よりも個人、普遍性よりも多様性や独自性を尊重する傾向にあります。

そのため、半ば強制的に古臭い会社のしきたりや慣習に倣わせたり、「右に倣え」的な教育をしてしまうと、個々の能力を引き下げたり彼らのモチベーションを下げる原因になりかねません。

もちろん、好き勝手にやらせるわけにはいきません。

One on One、1対1のコミュニケーションを通して、個人の意見をしっかりと聞くことが必要です。

 

SNSをはじめ、新しい技術や変化に順応させる

最も新しい世代ということもあり、年齢が離れている社員にとって扱いにくいと感じることも多々あるかもしれません。

しかし、特徴を強みとして活かせれば、きっと企業の成長につながります。

たとえば、

SNSを使いこなせる

ITに長けている

といった強みを最大限に生かすために、

  • 自社のSNS運用
  • 各種ITツールを用いた集客
  • 営業
  • 販促事業

を彼らに任せてみるなど、活躍の機会を与えてあげましょう。

不慣れな社員が行うよりも、Z世代のような若年層の社員に任せた方が効率的に進む仕事は、考え方次第で他にいくらでもあります。

【参考】【Interview】Z世代が就職したい会社とは?本音を聞いてみた(後編)魅力的な会社の特徴TOP3

 

まとめ

企業はZ世代のためだけにこれまでのやり方を全て一新する必要はありません。

しかし、何もかも否定するのではなく、受け入れることも重要となります。

多様性が社会全体で求められる現代において、生き方や性質など、企業がZ世代から教わることも決して少なくないはず。

これからますますテレワークやフレックスタイムなど働き方が多様化していく中、デジタルに疎い年配社員よりも多くの恩恵をもたらしてくれる可能性もあります。

偏見で判断するのではなく、社員一人一人の個性やスキルを尊重した上で、それらを企業の利益として還元できるよう努力していきましょう。

【参考】新卒の定着率を上げる施策6選!「会社のために」はもう古い

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