共同経営とは?「仲良し起業」の失敗パターンを知っておこう

共同経営者として、仲の良い友達と起業して…

若い頃、そんな夢を描いた人も多いのではないでしょうか。

友達だから安心できる、信頼できるというのは、確かにそういう側面もあります。

しかし、軽い気持ちで共同経営を始めてしまうと、大抵失敗します。

ここでは、共同経営を始める際に必ず知っておくべきよくある失敗パターンと、その対策について解説していきます。

【参考】脱サラ起業するなら30代がベスト?理由と失敗回避のコツ

共同経営

 

共同経営とは?

共同経営とは、起業して事業を発展、継続させるために、2名以上の者がほぼ対等な立場で事業を進めていく経営スタイルを指します。

同じ金額を出資し、同じ立場(代表取締役)として、共同で経営を担います。

しかし、「対等な立場で」というのは、多くの場合そうであるだけ。

共同経営とはいっても、必ずしも対等な立場であるとは限りません。

一方が出資者・オーナーの立場に立ち、他方は経営実務を担うといった形もあります。

【参考】始めるならこれ!サラリーマン向け週末起業のアイディア3つ

 

共同経営の魅力

まずは共同経営の魅力やメリットについて見ていきましょう。

 

自分の欠点、不足を補える存在ができる

たとえどんなに優秀な経営者であっても、何かしらの弱みや苦手なことがあるもの。

そんな時に共同経営者であるパートナーがいれば、欠点や不足を補い合うことができます。

もちろん、共同経営でなくても、社員に任せたり、外注できることも沢山あるでしょう。

しかし、自ら経営する以上、外部に任せられないことも山のようにあるのです。

会社の行方を決める重要なことは、自分の知識と経験を武器に判断するしかありません。

そのような時、仲間がいた方が、問題に直面した際に良い判断ができるでしょう。

 

資本金を増やしやすい

会社を設立する際複数のパートナーがいれば、その分設立費用も多く集まります。

複数名でお金を出し合うことで、資本金の額も増やせるでしょう。

小規模な組織の場合でも、資本金はあるに越したことはありません。

資本金の額が大きければ事業に勢いがつくだけでなく、社会的信用も得易くなります。

 

気軽に相談、話し合える

経営者はその立場上、常に孤独がついて回ります。

そして、事業に対する不安や責任というプレッシャーを抱え込んでしまいがちです。

また、お金が絡むシビアな判断を下していく過程で、人間不信に陥ってしまうこともあるでしょう。

仲間だと思っていた人や、良くしてくれると思っていた人に裏切られる、なんてことも珍しくないのです。

しかし、何でも気軽に話し合えるパートナーがいれば苦労を分かち合うことができます。

精神的な余裕も生まれ、冷静に判断できるようになるでしょう。

【参考】脱サラにはフランチャイズがおススメ?本部選定のポイントは

 

共同経営でよくある失敗パターンとその対策

メリットを見ると、一人で会社を立ち上げて経営するよりも、共同経営の方が魅力的に思えます。

しかし、共同経営には、リスクやデメリットもあり、それが原因で失敗してしまうこともあります。

ここでは、よくある失敗パターンとその対策について見ていきましょう。

 

仲違いや認識、方向性のズレが生じる

共同経営において、途中から経営者同士で仲違いや認識、方向のズレが生じることはよくあります。

建設的に議論出来れば経営にプラスになることもあります。

ですが、仲違いした後で関係がそのまま修復せず、お互いに不満を抱え続けることも少なくありません。

こじれると、片方が「もう一緒にできない!」と言い出すこともあります。

 

意思決定権の所在が曖昧になりがち

仲良しであればあるほど、意思決定権や職責、重要事項等を明確に決めずに進めたくなります。

また、何か問題が発生した際に、その責任の所在が曖昧になり、大きなトラブルに発展することもあります。

そうすると、責任のなすりつけ合いになったりして、事態に収拾がつかなくなってしまうこともあります。

 

貢献に偏りが生じ、不満を生じて失敗

共同経営であっても、その権限や仕事量を完璧に平等に分配するのは難しいもの。

一部の共同経営者だけが利益に貢献し、もう片方はタダ乗り状態になってしまう、ということもあります。

片方がタダ乗りになると、当初に報酬を平等に取り決めても、公平感が生じにくいものです。

また、場合によっては、社内で派閥が生まれてしまうこともあります。

 

それでは、対策についてもみていきましょう。

 

自分とは違ったスキルや強みを持ったパートナーを選ぶ

同じ経営理念や目的を掲げていることはパートナー選びの際に重要です。

強い信頼関係ができていることは、パートナーになる上で必要不可欠。

しかし、自分とは違うスキル、強み、性質を持っていることも大事。

お互いに弱みを補い、助け合える関係が成立しないと共同経営の意味を成さないでしょう。

 

権限、報酬、出資比率を等分しない

権限、報酬、出資率などを等分するのはやめましょう。

非常時に統率を取るためにも、上下関係は必ずはっきりさせておくべきです。

友人同士だとなるべく平等な立場でありたいと思ってしまいます。

しかし、意見にズレが生じた際、どちらの判断を優先させるのか決めておかないと統率が取れなくなります。

 

共同経営契約書を作成し、合意内容をまとめる

単なる口約束ではなく、共同経営契約書などに書面化し、合意内容をまとめます。

一番重要なのは、

「片方が離脱することになった時、保有株式をどうするのか」

について決めておくことです。

一般的には、離脱する方が、残る方に株式を譲渡・売却することになるでしょう。

その時の価格や条件について、必ず決めておくべきです。

必須ではないものの、問題の長期化や泥沼化しないようにするためにも作成すべきです。

【参考】起業仲間との共同経営上の留意点(外部)

 

まとめ

通常、経営者という立場は孤独で多くの不安が付き纏います。

しかし、共同経営によってそれらを払拭でき、相乗効果で事業拡大や発展を目指せます。

一方で、共同経営ならではのリスクも見過ごせません。

事前に必要な対策や取り決めをした上で事業を始めるようにしましょう。

【参考】女性起業家になる!考える・知るべきこと3つと資金調達方法

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