インキュベーション施設とは?利用方法や注意点を解説

「これから事業を拡大していきたいけど、十分なリソースがない」

起業家は、大抵、このような悩みに直面するもの。

特に、保証金や礼金、仲介手数料がかかるオフィスを借りるのは、大変なものです。

そのような場合は、インキュベーション施設がおすすめです。

今回はインキュベーション施設とはそもそもどんな所なのかを踏まえた上で、施設がある場所や施設の利用について詳しく解説していきます。

【参考】シェアオフィスとは?定義からレンタルオフィスとの違いまで

 

インキュベーション施設

 

インキュベーション施設とは?

インキュベーション施設とは、創業後間もないベンチャー企業やスタートアップの経営者、もしくは個人事業主を支援することを目的とした施設です。

いわば、事業者のための支援付きレンタルオフィスのようなもの。

2023年現在、国内では250ヶ所以上の施設が稼働しているとも言われます。

  • ワークスペースをリーズナブルな価格で利用できる
  • インキュベーションマネージャーと呼ばれる経営のプロに経営のアドバイスをもらう
  • 他の企業の経営者とコミュニケーションする機会を得られる

といったメリットがあります。

多くの場合、インキュベーション施設は、

  • 経営者としての経験が浅い
  • 安定した経営のための必要なインフラやリソースが整っていない

といった企業の経営者を主な対象としています。

よって、多くの場合、経営経験の長い社長や、大企業の子会社は対象外となります。

 

インキュベーション施設がある場所

インキュベーション施設は全国に点在しています。

そして、主に次のような民間機関、もしくは公的機関がサービスを提供しています。

 

施設の利用について

契約期間

施設の利用は、基本的にレンタル契約となります。

多くの場合、レンタル期間は1年程度となっています。

もちろん、施設によって契約更新が可能なところもあります。

しかし、長くても、3年〜5年間の利用が限度でしょう。

料金

月毎のレンタル料は、施設によって異なります。

しかし、1平方メートルあたりで換算する場合、

  • 公的機関がおよそ2,000〜3,000円
  • 民間企業の場合はおよそ3,000〜15,000万円

が相場となっています。

もちろん、都市部と地方とでは、金額が大きく異なることもあるでしょう。

一般的なレンタルオフィスよりは利用料が割安となる傾向にあります。

更に、自治体が運営する施設の場合、3〜5割の賃料補助を受けられることもあります。

【参考】よし起業だ!都市部での起業家向け、オフィスの種類や選び方

 

インキュベーション施設利用の際の注意点

インキュベーション施設の利用にあたり、次の内容に留意しておく必要があります。

 

誰でも利用できるわけではない

インキュベーション施設は、経営者や個人事業主なら誰でも利用できるというわけではありません。

特に公的機関の場合、施設を利用するためには所定の審査をパスしなければなりません。

そのため、一般的なレンタルオフィスよりも利用開始までに時間と手間がかかります。

そして、審査に落ちてしまうとそもそも施設を利用できないのです。

具体的な審査基準は施設によって異なります。

しかし、多くの場合、運営者の目的に沿ったものになるでしょう。

主に対象となる施設と申請者の事業との適合性、将来構想などが審査されます。

例えば、

  • 自治体であれば「その地域の経済活性化に貢献するもの」
  • ベンチャーキャピタルであれば「投資対象として相応しいもの」

といった条件があったりするでしょう。

 

レイアウトの変更や設備の導入は難しい

一般的なオフィスの場合、利用者の好みや必要性に応じて自由にオフィス環境を変えたり、新たに設備を導入したりできます。

しかし、ご想像の通り、インキュベーション施設ではそれができません。

そのため、仕事や研究開発に必要な設備が整っていない施設の場合、それらの設備は別に準備する必要が出てきます。

施設の利用を検討する際には、

  • どんな設備があるのか
  • どのようなサポートを受けられるのか

について詳しくリサーチしておきましょう。

 

十分なサポートを受けられない場合もある

施設には、インキュベーションマネージャーが駐在することも多いものです。

一般的に、経験豊富で専門知識がある専門家や元経営者が就くことがほとんどでしょう。

施設によってマネージャーの質に偏りが生じます。

特に自治体が提供する施設では、経営に関する知識や経験が浅い人がマネージャーをやっていることもあります。

そのような場合には、質の良いサポートを受けられないこともあるかもしれません。

【参考】インキュベーションとは?役割や支援内容を手短に解説

 

インキュベーション施設を上手に活用しよう

駆け出しの経営者や事業主にとってインキュベーション施設は大変助けになる存在です。

上手く活用して、事業を軌道に乗せましょう。

【参考】起業の準備を在職中にコッソリ進めて最高のスタートを切る!

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