CV率とは?Webマーケの初心者向けに基礎から丁寧に解説

「会議で皆、CV率って言ってるけど何だろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

調べようと思っていて、ついつい忘れてしまってはいなかったでしょうか?

CV率は、WEBマーケティングやサイト運営で成果を出すには大事な数字、指標です。

意味や使い方を理解していないと、WEBマーケティングやビジネスで成果を出すことはできません。

この記事ではWEBマーケ初心者向けに、CV率の意味や使い方について解説します。

【参考】LP(ランディングページ)とは?概要と作成ツール3つを紹介

CV率

 

CV率とは?

CV率とは「全体の内、どれくらいの割合の人数が特定の行動を起こしたか?」を示す数値になります。

日本では多くの場合、CV率と表記されます。

元は、「転換」「変換」という意味を持った英単語Conversionの略になります。

例えば、選挙で発表される投票率も、一種のCV率と言えます。

WEBマーケティングでは多くの場合、

「ページのユニークアクセス数(人数)に対して、どれくらいが登録・購入したか?」を測ります。

一般的な求め方は、

CV率 = 登録者数 or 購入者数 ÷ ユニークアクセス数

になります。

例えば、ページにアクセスした人が100人で、商品を購入した人が20人としましょう。

その場合、CV率は 20 ÷ 100 = 0.2、パーセント表記なら20%ということになります。

【参考】STP分析とは?マーケティングでの頭を整理&一貫性を担保

 

CV率の使い方

「CV率がどんな数値かはわかった、でも、具体的にどう使うの?」と思うかもしれません。

ここでは、CV率の具体的な使い方を解説します。

 

アクセス数から売上の予測ができる

WEBマーケティングやサイト運営では、アクセス数を上げても、それが利益につながるとは限りません。

仮に月間100万アクセスがあっても、CV率が低ければ、多くのアクセスが利益にならず無駄になります。

逆に、CV率がわかっていれば、他の数値と組み合わせて分析することで、売上や新しい施策の成果を予測することが可能です。

そして、計測・改善を繰り返してCV率を高くすると、効率よくWEBページから利益を獲得できます。

 

CPA(顧客獲得単価)の改善ができる

CPAとは1人の顧客を獲得するのにかかったお金になります。

例えば、10万円の広告費で50人の顧客を獲得出来たらCPAは、10万÷50=2000円です。

広告運用の世界では重要な指標で、低ければ低いほど多くの利益を獲得できます。

そして、このCPAを改善するには、広告用LPのCV率を上げる必要があります。

CV率が高ければ、それだけ効果的に見込み客や顧客を獲得できていることになります。

【参考】今さら聞けない?Webマーケでよく聞く「CPA」とは?

 

CV率を活用するために気を付けるべきこと

ここからは、CVを活用するために気を付けるべきことを解説していきます。

 

何がCV=コンバージョンなのか?を明確にする

コンバージョンの定義が曖昧、間違った定義なら測定はできません。

場合によっては、誤った、意味のない予測にもなってしまいます。

そして、「これがコンバージョンだ!」というのは、ビジネスごとに変わります。

単純にモノを売るだけのビジネスであれば、分かり易いかもしれません。

しかし、世の中には様々なビジネスがあります。

アクセスした人に何をして欲しいのか?何をしてくれたら利益に繋がるのか?

しっかりと考えて、コンバージョンを定めてください。

 

CV率を1ページ、1コンバージョンで測定・分析する

1つのページには、コンバージョンになりうる要素のみを配置して測定・分析をしてください。

ブログ記事のように、別記事のリンクが貼ってあるページでCV率を分析するのはおすすめしません。

ページを訪れた人がコンバージョンの要素以外のリンクやボタンを押してしまう可能性もあります。

そうなると、正しい計測ができなくなってしまうのです。

1つのページには、1つだけ購入ボタンやリンクを置いて計測しましょう。

ページから、コンバージョン以外の要素を消して測定するのがおすすめです。

 

アクセス元も考慮する

CV率を分析する際には、どこからアクセスが来たのかについても考慮しておきましょう。

アクセスの流入元によって、CV率やその後の利益が大きく変わることがあるからです。

例えば、検索エンジンからの場合、問題解決のために行動している人なので、CV率も高くなりやすいという特徴があります。

一方で、バナー広告だと、一気にアクセス数を集めるため、CV率も低くなりやすい傾向にあります。

Twitter等のSNSも、あまり高くはならないでしょう。

これら2つを単純に比較することはできません。

このように、アクセス数だけにとらわれずに、「どこから来たのか?」を考慮して分析してください。

流入元によって、コンバージョン率や利益率が異なるのであれば、どこにどれだけ力を入れるべきかが見えてくるはずです。

【参考】ペルソナ分析とは?現代のマーケターには必要不可欠のスキル

 

CV率を測定して、利益を予測

この記事では、CV率について意味や活用方法、うまく活用するためのポイントを解説しました。

CV率はWEBマーケティング、特に広告運用で成果を出すためにかなり重要な指標です。

上手く、計測・分析して、科学的にビジネスや施策を動かしましょう。

【参考】LTVとは?マーケティングの重要用語を計算式を交えて解説

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