無人販売とは?ブーム化する不労所得ビジネスの光と影を解説

無人販売ビジネスがブームになっているのだそうです。

その無人販売をテーマにしたテレビやネットのニュースも、最近増えているのだとか。

これは、人件費などの維持費が抑えられるのだけが注目されているのではありません。

新型コロナ流行による「人と接しない環境」を推奨する流れも、ブームに貢献しています。

ここでは、不労所得に近いビジネスの可能性を秘めている、無人販売のメリットとデメリット、始め方のポイントについてお伝えします。

【参考】フランチャイズが脱サラにはおススメ?本部選定のポイントは

 

無人販売

 

無人販売とは?

無人販売とは、文字通り、店舗に人を置かず、機械などで商品を販売したり、サービスを提供するビジネスのことです。

店舗がなく、自販機のみの場合もあります。

具体的な例としては、昔からあるコインランドリーや最近話題の冷凍餃子などがあります。

技術の進歩により、様々な商品・サービスが無人販売できるようになっているのです。

初期投資はかかるものの、無人であるがゆえに人件費が抑えられ、運用コストが実店舗より少ないといった特徴があります。

 

無人販売は治安が悪い国では難しい

実はこの無人販売、日本だから成り立っているという事情があります。

海外で無人販売をすると、商品や現金が強奪されてしまうからです。

アメリカも、建物の中には自動販売機がありますが、路上にはありません。

無人販売が成り立つのは、日本の「治安の良さ」ゆえのものでもあります。

 

キャッシュレスも後押し

また、キャッシュレスが普及してきたのも、無人販売を後押ししています。

現金を扱うのではなく、プリペイドの仕組みであれば、強盗に遭うリスクは減ります。

また、現金を管理する手間が省けるのも、大きく後押ししている事情があります。

【参考】フランチャイズでトラブル!揉め事を避けるために重要なのは

 

無人販売のメリットとデメリット

まず、無人販売ビジネスのメリットについて見ていきましょう。

 

メリット1:運用に労力がかからない

無人販売なので人件費はもちろんゼロ。

強いて言えば補充を委託する外注費が人件費になるくらいです。

当然、オーナーである自分自身が働く必要は最小限。

軌道に乗ってくれば、ほとんど稼働することはないでしょう。

よって、会社員で忙しく働いていても副業として始めることもできます。

忙しい人にこそおすすめのビジネスと言えます。

 

メリット2:対人スキルは関係ない

副業や起業では、対人スキルが、専門知識やスキル以上に求められることもあります。

専門知識もスキルはあるけど、コミュニケーションが苦手で、チャンスを逃している人もいることでしょう。

しかし、無人販売ビジネスであれば、そういった対人スキルは関係ありません。

コミュニケーション上の煩わしさを感じることがないのは、大きな魅力と言えます。

人見知り、人脈づくりが苦手だったとしても展開し易いビジネスと言えるでしょう。

 

メリット3:運用コストも抑えられる

やることは、設置、商品の補充、売上金の回収、と有人店舗よりやることがシンプル。

そのため、時間や労力、お金といった、運用にかかるあらゆるコストを抑えられます。

管理も比較的楽で、負担になりにくいビジネスです。

 

良いことばかりをお伝えしましたが、無視できないデメリットもあります。

 

デメリット1:管理の目を行き届かせにくい

無人であるがゆえに、管理や監視は自ずと行き届きにくくなります。

つい、問題を放置してしまうといった状況に陥りがちになるでしょう。

例えば、

  • 店舗の内装や機械が汚れてもそのままになってしまう
  • 設備が故障してしまっても気付かず放置してしまう
  • 商品が盗まれる

といったことが良く起こるようになるでしょう。

監視カメラを付けたとしても、限界があります。

不労所得かを目指すとはいえ、品質を保とうと思えば、それなりに管理するのが望ましくはあります。

 

デメリット2:場所が悪いと全く稼げない

無人販売は有人の店舗より、場所の影響を大きく受けます。

通常の店舗は場所より、店主の人柄や、商品・サービスの良さ等で選ばれることもあります。

しかし、無人だと、これらの理由で選ばれることはまずありません。

よって、立地が悪ければ、初期投資の回収すらできずに撤退することもあり得るでしょう。

無人販売の集客を成功させるには、最適な場所を選ぶ必要があります。

人の流れや、規模などを充分にリサーチして設置する場所を決めましょう。

【参考】悪徳フランチャイズを避けるために知っておくべきノウハウ集

 

無人販売ビジネスを始める2つの方法

最後に無人販売ビジネスを始める方法について簡単に解説します。

無人販売ビジネスを始めるには大きく2つの方法があります。

 

フランチャイズに入って始める

1つ目の方法は、フランチャイズに入って始める方法です。

フランチャイズに加入すると、立地選びなどのノウハウを得ながら自販機や店舗を安く手に入れることができます。

管理についても代行してくれることもあります。

また、既に品質が保証された良い商品があることが多く、商品の力で売れやすくなることも多いと言われます。

フランチャイズも良いことばかりではない

ただ、メリットばかりでなく加入金やロイヤリティの支払いが大きな負担なることもあります。

フランチャイズ故のトラブルも発生してしまう可能性もゼロではありません。

また、悪いフランチャイズに加入してしまうと適切にサポートしてくれないといったことも起こりえるでしょう。

そのため、フランチャイズに加入するならフランチャイズ元の会社をしっかり選ぶ必要があります。

また、契約内容についても、良く確認してから決める必要があります。

しかし総じて、未経験から始めたい人には比較的おススメできる方法かもしれません。

 

自分でゼロから立ち上げる

有人の店舗ビジネスよりはリスクが低いと言えます。

フランチャイズに加入することはないので、売上・利益も100%自分のもの。

ただ問題は、商品と土地と自販機・店舗の確保です。

これらを自分で用意して、仕入れルートを開拓する必要があります。

軌道に乗れば大きな利益も

また、サポートが受けられないので、商品の補充や管理は自分でやらねばなりません。

しかし、利益が出たらアルバイトや業務委託を雇うのも見えてくるようになるでしょう。

そうすると、ロイヤリティもなく、ほぼ手放しで稼ぐことが可能です。

よって、ある程度軌道に乗れば、大きく利益が出せる可能性もあります。

この方法は、全くの未経験というよりは、既に店舗やネットで物品を売るビジネスをやっている人が、更なる収入確保の手段として無人販売ビジネスを選択したときにおすすめの方法と言えるかもしれません。

【参考】ドミナント戦略で店舗展開するメリット3つとデメリット2つ

 

無人販売ビジネスで稼ぐ

今回は、無人販売ビジネスのメリットとデメリット、始め方について解説しました。

不労所得化も可能なビジネスで、忙しいサラリーマンでも比較的始めやすいでしょう。

しっかりと調べて無人販売を始めましょう。

【参考】スタートアップの戦略!大企業の倒し方は戦国武将から学べる

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. 転職エージェント
  2. Hootsuite
  3. 起業前の準備
  4. 不動産取得税
  5. サブスクリプション
  6. 出向
  7. CV率
  8. 人望が厚い人

おすすめの記事

  1. ウィンザー効果
  2. 転職エージェント
  3. ベンチャーキャピタルのタイプ
  4. 社債のメリット
  5. Canvaの使い方
  6. 円満退職を実現
  7. MercuryReader
  8. Feedly
  9. ミステリーショッパー
ページ上部へ戻る