最近広く普及してきた、動画マーケティング。
日本でもかなり広まっており、多くの企業・個人が取り組み始めています。
そんな動画マーケティングを簡単に行える可能性を秘めているツールがVyondです。
簡単にマーケティング用のアニメを制作して、Youtubeなどに投稿できます。
この記事では、
- Vyondって何?
- Vyondで動画を作るメリット・デメリット
- どんな場合におすすめ?
といった内容について解説しています。
【参考】Vimeoとは?ライブ配信に強いビジネス用動画サービスを紹介
※Vyond日本公式サイトより引用
Vyondとは?
Vyondは、アメリカ発のアニメーション映像制作プラットフォーム兼ツールです。
YouTubeのクリエイターも使っていますが、ビジネス利用を目的として設計されています。
豊富な素材と伝わりやすいテンプレートを組み合わせて、簡単に動画を作れるのが特徴。
表情豊かなアニメーションやホワイトボードに書き込んで解説するような動画も作れます。
【参考】Vidyardの評判や特徴は?リモート販売向け動画ツールを紹介
Vyondで動画を作る3つのメリット
まず、Vyondで動画を作る3つのメリットについてお伝えしましょう。
簡単にアニメが作れる
豊富な素材とテンプレートを活用して簡単にアニメが作れます。
量産しやすく、定期的に動画をアップロードするのも苦になりません。
通常、動画マーケティングでは、一定の頻度で、定期的に動画を公開する必要があります。
そのため、短時間で作れるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
動画作成を内製化できる
このツールがあれば、動画制作を自社で行うことも可能です。
外注だと、そのたびに高い費用がかかり、費用もかさみがち。
また、スケジュール管理も容易ではないでしょう。
しかし、Vyondがあれば、高度な動画制作スキルが無くてもアニメを作れます。
動画マーケティングを、自社だけで完結させることが可能になるのです。
実際のレビュー
“アニメーション作成というと非常に難しいものだと思われがちです。
しかし、Vyondを使用すると、本当に簡単にアニメーションを作成出来ます。
多種多様な人物、物、人の動き等のアセット(テンプレート)が用意されており、組み合わせで様々な表現が可能です。
テンプレート自体も3つのデザインが準備されています。
また、テンプレートの編集や自作のデータの取り込み等もできるため、テンプレートだけに縛られることもありません。
更に、オンラインツールであるため、パソコンとオンライン環境さえあればどこでも作業できるのが魅力です。
リモートワークの際に非常に役立ちました。
どれだけ作っても費用は固定
外注の場合、作ってもらうたびにお金がかかります。
たくさんの動画を投稿していく動画マーケティングでは、これはかなりネック。
回収にはかなりの時間がかかります。
しかし、Vyondなら年間費用を払えばどれだけ作っても追加料金はかかりません。
安定的に動画マーケティングを推進することができます。
Vyondを使うデメリットはある?
もちろん、デメリットがないわけではありません。
クリエイティブ面では
- 個性が出にくい
- 素材、キャラクターの絵柄が苦手な人もいる
- 用意されている音声が不自然
という点をデメリットと感じている人もいるようです。
実際のレビュー
「音声」については、外部ツールで作成し、取り込んで使用しています。
だいぶ改善されてきましたが、日本語が片言に聞こえてしまうのが残念。
さらなる改善を希望したいです。
また、ビジネス面では
- 年間利用料が高い
- 譲渡手数料がかかるため、制作を代行する場合は注意が必要
というデメリットもあるようです。
ただ、費用については日本の代理店を経由せずに、海外の公式サイトから直接購入すると若干安くできます。
その場合は、当たり前ですが代理店からのサポートは受けられません。
海外公式サイトはこちら
【参考】ClickFunnelsの評判は?マーケティングの自動化ツールを紹介
Vyondはどんな場合におすすめ?
次に、Vyondがおすすめなケースについてお伝えします。
もし該当するなら、利用を検討する価値があるかもしれません。
動画マーケティングをまずは簡単に始めてみたい場合
「動画マーケティングに本格的に参入したい!けど、機材や編集ソフトを選んだり、使いこなす自信がないし、そんな人材もいない…」と感じているのならおすすめです。
Vyondなら、撮影機材や追加の編集ソフトは必要ありません。
動画マーケティングのハードルを下げてくれます。
大きなコストをかけずにまずは始めてみたい、という方には、大きな助けになるでしょう。
顔出ししたくない場合
動画マーケティングしたいけど、顔出ししたくない場合にもおすすめです。
実際、顔出しして撮影するとなると、撮影用の機材が必要になります。
スケジュールを調整したり、個人情報の流出リスクがあったり等、大きな負担がかかります。
アニメなら、こういった負担を軽くすることが可能です。
逆に
- 顔出ししてブランディング、信頼を獲得したい
- 既に撮影機材や編集ソフトがある
- アニメにこだわる必要はない
という場合は、Vyondは向いていません。
【参考】Pixlr Editorとは?無料で画像編集ができるツールを詳しく解説
Vyondを使う時のポイント
最後に、Vyondを使うときのポイントをお伝えします。
Vyondであれば、簡単にアニメ動画が作れるというメリットがあります。
一方で、同じVyond動画では、見た目で独自性を出しにくいというデメリットがあります。
これは、簡単に作れる、テンプレに沿ったツールと言うことで、仕方がない側面もあるかもしれません。
ですが、差別化できないわけではありません。
差別化する上で、見た目よりも大事なのがシナリオです。
「何をどのように言うか?」ということは発信する上で大きな差別化ポイントになります。
どのようなことを、どのような順序で言うのか?
これをしっかりと決めてから動画を作りましょう。
また、動画のビジュアルが類似したものになりがちということは、ブランディングには少し不向きかもしれません。
そのため、ロゴを動画内に入れる、キャラクターに名前を付けると言った工夫が必要になります。
【参考】Canvaとは?バナー外注不要に?無料で使えるデザインツール
Vyondで動画マーケティングを始めよう
この記事では、動画マーケティングに便利なアニメーション制作ツールVyondについて解説しました。
アニメーションによる動画マーケティングは有効で、Vyondなら動画制作スキルが無くても量産が容易です。
無料トライアルもあるので、試してみてはいかがでしょうか?