カルチャー採用とは?スキルより相性が重視されるワケ

「優秀な人材を雇ったが、社風に合わず、すぐに辞めてしまった」

このような、入社後のミスマッチや早期離職の問題は、どこの業界でも共通する課題の一つとなっています。

今回は、そのような問題の解決策として注目されている、カルチャー採用について解説していきます。

【参考】ブラインド採用とは?多様化社会に必要な施策のメリットとは

 

カルチャー採用

 

カルチャー採用とは?

カルチャー採用とは、候補者と企業のカルチャー(社風、価値観、社内風土など)との相性を重視した採用方式の一つ。

カルチャーフィット採用とも呼ばれます。

これは、特別、新しい取り組みではないかもしれません。

しかし、現状、多くの会社の選考において、企業のカルチャーとの相性(カルチャーフィット)より、企業が求めるスキルや能力を持っているか、つまり「スキルフィット」の方が重視されることの方が多い傾向にあります。

カルチャー採用において、

  • 具体的にどんな基準を設けるか
  • 求職者のどんな要素を重視するか
  • どのようにそれを測るか

は、会社によって異なり、一概ではありません。

 

企業のカルチャーにはどんなタイプがある?

よくある企業のカルチャータイプとして、たとえば、

  • 営業中心の会社に多い、バリバリの縦社会で生きてきた猛者たちが集まる体育会系
  • 広告やアパレル業界に多い、とにかくオシャレでコミュ力の高い人たちが集まるチャラ系
  • 地道で堅実な人たちが集まるメーカー系
  • IT業界に多く、アニメ好き、ゲーム好きが多く集まるオタク系
  • 外資系企業でよく見られる、お互いにあまり干渉しないドライ系
  • 超大企業や公務員に多い、マジメでお堅い人達が集まっている官僚組織系

があります(筆者によるネーミング)。

もちろん、これ以外にも、非常にさまざまなカルチャータイプが存在します。

【参考】リファラル採用とは?手数料ゼロ施策の魅力4つと注意点3つ

 

カルチャー採用が注目されるワケ

なぜ、カルチャー採用が注目を集めるようになったのでしょうか。

その理由を見ていきましょう。

 

1. 入社後のミスマッチ、早期離職を防げる

優秀なスキルは持っているが、会社の雰囲気と馴染めない、ということは、よくあります。

せっかく採用しても、ミスマッチのせいで、すぐに辞められてしまうこともあります。

この問題は、どこの業界でも発生し得る問題。

それは、採用コストの無駄になってしまいます。

カルチャー採用は、入社後のミスマッチ、そして早期退職の防止策の一つとして非常に効果的なのです。

 

2. オンボーディングの円滑化を図れる

新入社員が入社した後、いかに早く会社に馴染んでもらい、即戦力として活躍してもらえるかということも、非常に重要なことです。

あらかじめ求職者の特性や会社とのカルチャーフィットをしっかり把握した上で採用できれば理想的。

スムーズにオンボーディングを進めていくことができるでしょう。

 

3. 社内に一体感が生まれ、円滑な業務進行につながる

通常の業務を行う上でも、ある程度似通った特性を持ち、会社の方針や理念に合致した人材を採る方が望ましいと言われます。

新しい人材が入ってきても社内の一体感を保ちやすいためです。

それは、結果的な円滑な業務の進行、そして生産性アップにもつながるでしょう。

 

4. 社員同士の仲が深まり、離職率が低下する

社内に一体感が生まれるだけではありません。

社員同士の仲も深まりやすくなるのも、カルチャー採用の魅力の一つです。

その結果、絆が生まれ、働きやすさを感じられるようになります。

離職も防ぎやすくなるでしょう。

【参考】オンボーディングとは?OJTとの違いや導入するメリットは

 

カルチャー採用の実施に必要な準備と注意点

カルチャー採用をより有意義なものにするためにも、次のポイントを押さえましょう。

まずは、必要な準備から見ていきます。

 

1. 基準を明文化し、浸透度を測る

カルチャー採用を実施するにあたり、まずは会社独自の基準を明文化する必要があります。

まずは、採用担当者らが、自社の社風や企業方針、経営理念などをしっかり把握します。

それができないと、そもそも機能しないでしょう。

基準が決まったら、その内容を元にして求職者のカルチャーフィット具合を測るための適性検査などを適切なタイミングで実施します。

 

2. 候補者との交流を図るための機会を設ける

適性検査の実施は、候補者のカルチャーフィット具合を測るために欠かせない施策の一つ。

しかし、それだけでは不十分。

そもそも、初対面で適性を完全に把握するのは至難の業です。

そのため、選考の過程において、候補者のことをより深く知るためにも、ワークショップやインターンなどの交流を図るための機会を積極的に設けましょう。

更に精度が上がっていくはずです。

 

それでは、注意点についても見ていきましょう。

 

1. イノベーションが生まれにくくなる

確かに、カルチャー採用は、画期的な採用施策の一つです。

しかし、決して万能な施策ではありません。

基準を厳しくしたり、細かく規定したりすると、採用する人材の特性に偏りが生じてしまいます。

そうすると、社内での多様性が失われ、似た者同士の寄せ集めになりがちです。

新たなアイディアが生まれにくくなるというデメリットも生じ得るでしょう。

 

2. スキルフィット、その他要素を蔑ろにしてはいけない

カルチャー採用は、あくまで企業との相性を重視するだけです。

決して、個人のスキルや実績などを蔑ろにして良いわけではありません。

それを誤解した状態でカルチャー採用を始めてしまうと、仲良しの素人集団が出来上がる可能性があります。

 

3. 馴れ合いが生まれ、競争心や緊張感がなくなりやすい

カルチャー採用には、馴れ合いが生じやすく、その結果、競争心や緊張感がなくなりやすいというデメリットもあります。

場合によっては、社員同士の間で「仲良しの友達」という感覚が定着してしまいます。

その結果、ミスをしたり、成果がでなかったりした際に、厳しい意見を言えなくなります。

皆でズルズルとダメになっていくことも十分、想定し得るのです

【参考】スクラム採用とは?一丸となって採用に取組み成功を勝ち取る

 

カルチャー採用を上手に取り入れよう

カルチャー採用は、あくまで企業文化との相性を重視する採用方式。

決して、それだけで決めるものではありません。

他の要素とバランスよく組み合わせることが、有意義に実施してくためのコツとなります。

【参考】縁故採用とは?よくある業界やメリット、デメリットをご紹介

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