偽物のヘッドハンターの特徴と怪しい場合の見分け方

ヘッドハンティングは、昔よりも随分身近なものになりました。

ある程度のキャリアと実績がある人なら、決して縁のない話ではありません。

しかし、同時に、偽物とでもいうべきヘッドハンターの存在も増えてきているようです。

引き抜きによる転職を目指している方は、十分に注意する必要があります。

【参考】実はブラック?転職サイトの求人の危険フレーズ3つと回避策

 

偽物ヘッドハンター

 

偽物ヘッドハンターが急増中?

近年、スカウト型、オファー型による転職スタイルが注目を集めるようになっています。

実際に、そのスタイルでキャリアアップを目指す人も増えてきているようです。

しかし、それに伴い、自称ヘッドハンターを名乗る者から突然連絡が来たりすることも増えているようです。

  • いつの間にか個人情報を抜き取られ、流出させられる
  • 転職とは関係ない怪しい勧誘をされる

等、想定外のトラブルに巻き込まれる人が後を絶ちません。

そう言った被害に遭わないためにも、偽物のヘッドハンターをしっかり見極めるための術について知っておく必要があります。

【参考】タレントプールとは?重要性や運用のコツを解説

 

偽物ヘッドハンターの6つの特徴

それでは、偽物ヘッドハンターの特徴について、いくつか見ていきましょう。

 

1、電話やメールで身元を明かさない

本物のヘッドハンティングでは、相手の警戒心を少しでも解くために、ヘッドハンターはまず自分の身元(名前や勤めているヘッドハンティング会社の名前)を明かすのが常です。

しかし、

  • 身元を明かそうとしない
  • 尋ねても話をはぐらかそうとしてくる

といった場合、怪しいと思う必要があるでしょう。

 

2、スカウト文で名指ししていない

メールでスカウト文が送られてきても、文面で対象者の名前が宛名に書かれていないことがあります。

これも、偽物であることを疑いましょう。

本物の場合、必ず「〇〇様」と、あなたの名前が記載されているはず。

そうでない場合は、同じ文面を複数の人に対して送っているとみられます。

その目的も単なる営業か、怪しい勧誘である可能性が非常に高いでしょう。

 

3、個人情報をすぐに聞いてくる

すぐに、

  • 個人情報を聞き出そうとしてくる
  • 履歴書や職務経歴書を送らせようとしてくる

といった場合も、要注意。

本物のヘッドハンターなら、実際にオファーをかける前に、あらゆる手段を使って既に情報を仕入れているのが普通です。

電話やメールで直接、個人情報を聞き出そうとしてきた場合、それはリスト作成したい単なる怪しい業者を疑うべきでしょう。

 

4、返信や返答の期限を提示してくる

本物のヘッドハンターは、スピードより、ターゲットを獲得する「確実性」を何よりも重視します。

そのため、オファーに対する返信や返答の期限を提示し、急かすようなことはしません。

もちろん、他にも声をかけている人がいるかもしれないため、動きが遅くてチャンスを逃すことはあるかもしれません。

しかし、

  • 「このオファーは◯月◯日まで有効です」
  • 「◯月◯日までにご返答頂きたいです」

といった言及がある場合、偽物であることを疑いましょう。

 

5、条件が良すぎる

高額すぎる年収など、度を超えた好条件をいきなり提示してくるヘッドハンターは要注意。

何かしらの「裏」があったり、良からぬことを考えていたりする可能性が高いでしょう。

慎重になって見極める必要があります。

 

6、サイトに登録するよう誘引してくる

「今回のオファーを受けていただけるのであれば、〇〇.comにご登録お願いします」

と言った感じでサイトに登録するよう誘引してくる場合、それは確実に偽物です。

本物のヘッドハンターで、本当にそのターゲットを獲得したいのであれば、外部にターゲットの情報が漏れるような行為は決して取りません。

【参考】バーンアウトとは?真面目な人ほど陥る?症状と対策は

 

「怪しい」と思ったら取るべき行動

しかし、実際にオファーをもらうと、舞い上がってしまう人がいるのも事実。

できれば、一度深呼吸して、以上で挙げた特徴を振り返ってみましょう。

電話やメールの送り主を特定できれば問題ありません。

しかし、冷静さを保てていないと難しいのが現実かもしれません。

偽物ヘッドハンターに騙されないためにも、最低限取るべき3つのアクションを紹介します。

 

1. 社名、実名を聞く

ヘッドハンティングのオファーが来たら、まず、送り主の社名と実名を聞き出します。

通常、ヘッドハンターは、ヘッドハンティング会社の一従業員として働いています。

もちろん、極一部、個人として活動しているヘッドハンターもいますが、それは稀です。

いずれにせよ、本物なら、必ず身元を明かしてくるでしょう。

聞き出した社名や実名を元にネット検索して、会社としての実態があれば本物。

もし、なければ、偽物です。

 

2. ヘッドハンティングの理由を聞く

自分をなぜヘッドハンティングしたのか、その理由を明らかにすることも重要です。

前述した通り、本物のヘッドハンターなら、事前に入念な調査をした上でオファーを掛けてくるはず。

  • 自分とは全く関わりのないことを挙げてくる
  • 誰にでも当てはまるようなことを理由として挙げてくる

といった場合、手あたり次第送っているか、別の目的があるかです。

 

3. 厚生労働省の許可を受けているか確認する

それでも疑念を払拭できない場合には、厚生労働省の許可を受けているのか確認するのも一つの手段です。

ヘッドハンティング会社として事業運営するためには、厚生省による「有料職業紹介事業」の許可が必須となります。

  • 許可の有無が確認できない
  • 登録番号を教えてもらえない

といった場合、その事業者は偽物と判断しましょう。

【参考】やりがい搾取とは?発生理由と搾取されないため心構え

 

偽物のヘッドハンターを見抜こう

本物のヘッドハンターは、自身の名前や勤め先であるヘッドハンティング会社の社名は名乗りますが、自分がヘッドハンターであることを伏せた状態でアプローチしてくることもあります。

また、自らヘッドハンターを名乗り、副業と称して怪しいビジネスに勧誘してくるような人も要注意です。

偽物とは知らずに、安易に個人情報を教えたり、オファーを承諾したりすると、大変。

しつこい勧誘を受けたり、金銭を要求されたりと、トラブルに巻き込まれることも。

しっかり見極められるように知識を身につけておきましょう。

【参考】求人詐欺とは?その手口と被害に遭わないための心構え

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. 週休3日制
  2. 家賃債務保証
  3. Basecamp
  4. 残業命令
  5. 正社員
  6. マーケティングオートメーション
  7. ハラスメントの事例
  8. inclusive naming
  9. ビジネス横文字

おすすめの記事

  1. マーケティングの名言
  2. PicMonkey
  3. 自律型人材
  4. エバーグリーンローンチ
  5. Webリサーチツール
  6. 個人事業主の老後資金対策
  7. Chrome拡張機能
  8. 起業の準備一覧
ページ上部へ戻る