スワイプファイルとは?ライターに役立つ資料の集め方

スワイプファイルというものをご存じでしょうか?

コピーライター、デザイナー関連では、聞いたことがあるという人もいるかもしれません。

一方で、「何それ?」という人も、案外少なくないのではないでしょうか?

このスワイプファイル、人によっては「それはちょっと…」と感じるものです。

しかし、コピーライターやデザイナーは、プロであればあるほど、スワイプファイルを活用して結果を出していると言われます。

この記事では、

  • スワイプファイルとは何か?
  • 活用するメリット
  • 活用するときの注意点

について解説します。

【参考】ブログで稼ぐ!執筆や運用に役立つ厳選ツール9つ

 

スワイプファイル

 

スワイプファイルとは

スワイプファイルとは、文章等で商品を売るセールスライター、コピーライターが参考にする、過去のレターの総称になります。

「盗む」という意味のスワイプ(=Swipe)と、資料という意味のファイル(=File)の組み合わせによる造語。

大きな成果を出している権威的なセールスライターほど、スワイプファイルをうまく使って結果を出しているとも言われます。

「スワイプファイルを使わないのは、ラケット無しでテニスをするようなもの」

と言う人すらいるのです。

 

スワイプファイルって、要するにパクり?

実は、特に日本人は、スワイプファイルに嫌悪感を持つ人も少なくありません。

「要するにパクりでしょ」と誤解されてしまうからです。

もちろん、表面上の文字を少し入れ替える程度ではパクりと言われてしまうでしょう。

しかし、実際は、表面上の文字を真似るのではありません。

スワイプファイルは、構成や、人を惹きつけるアイディアを参考にして、自分の案件やビジネスに活用するのです。

また、商品や売り方の参考として使う事もあります。

決して丸パクりではありません。

本当に使える要素を参考にして活用するのが、スワイプファイルの正しい使い方です。

 

スワイプファイルの考え方はあらゆる分野で使える

この「スワイプファイル」という文化は、主にセールスライターで使われています。

しかしながら、考え方や技法自体は他の様々な分野で見られるものです。
例えば、

  • Webデザイナーが制作の参考に他のページを見る
  • プレゼン資料を作るときに他のプレゼン資料を参考にする

これらもスワイプファイルの文化に近いと言えます。

他の分野でも、スワイプファイルのような文化はあるのです。

どこにでもあると言っても過言ではありません。

【参考】GDTの法則とは?ライターが学ぶべきタイトル作成方法

 

スワイプファイルを活用するメリットは?

次に、スワイプファイルを活用するメリットをお伝えします。

 

メリット1:結果が出る

スワイプファイルは、実際に成果が出たものを参考にします。

そのため、自分の力でゼロから作るより、効率よく成果を出せるでしょう。

一部を除いて、オリジナリティを出すより、結果を出すのが仕事。

よって、スワイプファイルを使うのは、ビジネスマンとして賢い選択と言えるでしょう。

 

メリット2:ゼロから作るより早い

何事も、スワイプファイルも無しにゼロから作ると、それだけで膨大な時間がかかります。

特に全体の構成を作るのには、かなりの時間がかかるもの。

しかし、スワイプファイルを使うと、構成を参考にできるため、大きな時短になるのです。

 

メリット3:正しい自己成長につながる

自己流を続けると、間違った方向で成長してしまう可能性があります。

もし野球で、バットを逆さまに持って振り続けたとしましょう。

そうすると、正しい持ち方を知らないまま、それが普通になってしまうのです。

スワイプファイルを活用することは、正しいスキルアップになります。

【参考】QUESTフォーミュラとは?ライター用フレームワーク

 

スワイプファイルの3つの活用方法

次に、ライターにとってのスワイプファイルの主な活用方法を3つご紹介します。

 

1. 構成を参考にする

特に、セールスレターでは「何をどんな順番で言うか?」が結果を大きく左右します。

そのため、スワイプファイルでも、構成を参考にすることが多いです。

レター全体を見て「どの部分で何を言っているのか?」に注目しましょう。

 

2. アイディアを参考にする

セールスレターには、人を惹きつけるビックアイディアというものがあります。

例えば、

  • ストーリーから始める
  • 記念日、暴露、選ばれた人への招待

など、これらは単に商品を案内するより、強く人を惹きつけます。

このアイディアを、過去のレター=スワイプファイルから真似るのがミソ。

人を惹きつけるセールスレターや発信ができるようになるでしょう。

 

プロモーション、商品の事例として活用する

スワイプファイルは、単純に商品や売り方の事例としても役立ちます。
売りやすい商品だからこそ、売れるレターが書ける側面もあるからです。
ビジネスのために、様々なアイディアを集めたい起業家、個人事業主におすすめの活用方法と言えます。

【参考】PASONAの法則とは?コピーライター必須のテンプレを解説

 

スワイプファイルを活用するときの注意点

次に、スワイプファイルを使う時の注意点についてお伝えします。

 

1. 丸パクり、文字だけ入れ替えはNG

丸パクり、文字だけ入れ替えるのは、もちろんダメです。

著作権侵害にあたる可能性も出てきますし、顧客・取引先からの信用を失う可能性もあるでしょう。

そうでなくても、業種的に、表現が適切でないケースも出てくるでしょう。

文字をパクるのではなく、文章全体やフレーズの構成を参考にしてください。

また、

  • 直接的な競合のレター
  • 今まさにプロモーションを動かしている案件のレター

は、トラブルを防ぐためにもなるべく避けましょう。

 

2. 上手くいっている事例を参考にする

上手くいっていないレターや事例を参考にしても、当然上手くいきません。

自分が気に入っていたとしても、結果が出ないものは出ないと考えた方が良いでしょう。

スワイプファイルとして参考にする場合は、しっかりと成果が出ているものを参考にしてください。

【参考】副業Webライターを始めたい!最低限揃えたいツールは

 

スワイプファイルはどうやって集める?

最後に、スワイプファイルを集める方法についてお伝えします。

 

1. 無料でできる方法

日頃から多くのプロモーション、広告にアクセスしましょう。

そして、キャプチャーやスキャナー等で保存するようにしてください。

また、そのためにも、多くのメルマガに登録したり、LPライブラリ、広告ライブラリを活用したりしましょう。

そうすると、効率よくプロモーションや広告事例を集めることが可能です。

ただし、結果のデータが公開されているわけではありません。

よって、上手くいっているかどうかはわからないことも多いでしょう。

そのため、イマイチなものを参考にしてしまう可能性もあるということに注意してください。

 

2. 購入する方法

無料で集める以外にも、スワイプファイルを直接買う方法があります。

これは、上手くいっている事例が詰まっているので、安心して参考にすることが可能。

また、スワイプファイルという名前でなくても、事例集や広告関連の書籍も、スワイプファイルとして参考にできるでしょう。

当然ですが、そのようなものは、優良な事例ばかりを集めています。

【参考】初心者のWebライター向けフレームワーク3選

 

スワイプファイルでプロ級の仕事を

この記事では、スワイプファイルについて解説しました。

コピーライターはスワイプファイルを使ってこそプロと言われます。

そしてライターでなくても、それ以外でも上手くいっているものを参考にする考えは重要。

ぜひ、スワイプファイルやその考え方を、あなたの仕事に活用してみてください。

【参考】ブログタイトルを改善する5つの効率的な方法

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