オファー面談とは?準備は必要?確認事項と臨む際の心構え

企業から内定をもらった後で、給与や待遇など労働条件について担当者と直接確認・交渉する機会が設けられるケースがあります。

それを、「オファー面談」と呼ぶことがあります。

上手く交渉できれば、より良い条件で働くことができるかもしれません。

今回はオファー面談について、必ず確認しておくべき6つのポイントと、面談に臨む際の心構えを紹介します。

【参考】昇給交渉に挑め!絶対に昇給できない交渉時のNGな言動とは

 

オファー面談

 

オファー面談とは?

オファー面談とは、実際の入社日前に行われる内定者向けの面談です。

「内定者面談」や「条件面談」と呼ばれることもあります。

実際に企業で働き始める前に、基本的な労働条件の確認や給与の交渉、疑問点の解決のために設けられるのが一般的です。

これは、必ずしも実施されるわけではありません。

しかし、中途採用で入社する際、多くの会社で実施されるのが実際のところです。

オファー面談は、給与や待遇アップのための絶好のチャンス。

そのチャンスをしっかり生かすためにも、

  • 面談では何をしたら良いのか
  • どんなことを聞いたら良いのか

最低限のことは知っておきましょう。

【参考】円満退職を実現するために守るべき5つのマナーと注意点

 

オファー面談での確認すべき6つのポイント

入社後に労働条件等で会社とトラブルになるのは避けるたいもの。

次の6つのポイントはオファー面談の際に必ずクリアにしておきましょう。

 

1、初回の出社日

中途採用の場合、入社日がバラバラであることが多いでしょう。

そのため、いつからそこの会社で働き始めることになるのか、具体的な入社日を改めて確認しておきます。

特に現在、別の企業に在籍しながら転職活動を行っている場合、退職を申し出るタイミングにも関わります。

忘れずに確認し、必要であれば調整するようにしましょう。

また、入社初日は、どこに行って、どうすればよいのか、についても聞いておきましょう。

 

2、基本給・年収

基本給や年収についても、面談の際に必ず確認しておきましょう。

多くの場合、内定通知書で知らされていることかと思います。

ただ、希望とは異なる場合、ただ一方的に要求するのはマナー違反。

過去の実績やスキルなどを証明するための材料を持参しておくことで、交渉がスムーズに行きます。

もちろん、担当する人事担当者に決定権限があるとは限りません。

その場で決まらない場合、先方が持ち帰ることになるでしょう。

 

3、賞与・評価制度

各種手当やボーナス、また評価制度についても確認しておきましょう。

賞与の有無や評価制度の内容が曖昧なまま働き始めてしまうと、どこに力を注げば良いのか、モチベーションの方向性が分からなくなってしまいます。

また、評価制度を熟知していないと、良かれと思ってやったことがマイナスの評価になってしまうこともあります。

できる限り詳しくその中身について知っておくようにしましょう。

 

4、労働時間、休日

労働時間や休日については求人票に必ず記載されています。

しかし、必ずしもその通りになるとは限りません。

時期によっては残業が増えたり、休日出勤を求められたりする会社もあります。

休みは土日なのか、年間休日は何日なのか、必ず確認しておくようにします。

これらに関しては特に会社と揉めやすいことでもあります。

必ず入社する前に確認しておきましょう。

 

5、社内制度

近年、働き方改革として、フレックスタイム制やテレワークなどの制度を設けている企業が増えてきています。

しかし、求人票等に記載されている場合でも、全ての社員が対象になるとは限りません。

自分がその対象になるのかを面談時に把握しておきましょう。

 

6、その他

以上で挙げたこと以外にも、休暇や転勤の有無や、その他疑問点がある場合、オファー面談の段階で可能な限りクリアにしておきます。

【参考】転職活動しているのが会社にバレた?その原因とリスク

 

オファー面談に臨む際の心構え

オファー面談は、選考とは異なるもの。

そのため、それほど緊張する必要はありません。

しかし、より有意義なものにするためにも、次の3つの心構えを持っておきましょう。

 

1. 疑問点を曖昧なまま残さない

入社前に給与や待遇、その他のデリケートなことについて事細かく質問することに抵抗がある人もいるでしょう。

しかし、だからと言って、疑問や不安な点を残したまま働き始めてしまうは高リスク。

それが後々会社と揉める原因になり、大きなトラブルに発展したりすることもあります。

我慢できなくなって、結局早期退職してしまうことも少なくありません。

そのため、疑問点や不安点を残すことがないよう、全てクリアにできるよう担当者と話をしましょう。

 

2. 入社の意思をはっきり伝える

オファー面談の最後には、企業の担当者から入社する意思について改めて問われます。

その際に曖昧な返事をすると、「この人は入社しなさそうだ」と思われてしまうことも。

そして、別の候補者に内定が出され、あなたの内定が取り消されることもあるのです。

よって、はっきりと、自分の意思を伝えることが重要です。

一通りのやり取りを終えて

  • 「自分にはこの会社は向いていなさそうだ」
  • 「思っていたのと違う」

と感じた場合は、我慢せずに辞退を申し出ることも大切です。

 

3. 好印象を持ってもらえるように心がける

給与や待遇に関しては、誰もが一番気になるポイント。

よって、ついつい不躾に聞いてしまいがちですが、逆に悪い印象を与えることもあります。

オファー面談での印象が悪かったからと言って、内定を取り消されることは稀です。

しかし、入社後のことを見据えて、社会人としてのマナーを守ることも大切でしょう。

先方に良い印象を持ってもらうためにも、過度な要求は避けましょう。

特に、待遇に関する質問ばかりしないよう心がけることが大切です。

【参考】転勤のデメリットは?脱転勤を目指す企業の取り組み

 

オファー面談を上手く活用しよう

経歴詐称の発覚などがない限り、オファー面談後、一方的に内定を取り消されることは稀。

自信を持って交渉することが大切です。

しかし、あまりに非常識な態度をとると、入社後に自分が肩身の狭い思いをしたり、入社前から変な噂が立ってしまうこともあります。

上手くバランスを取りながら、オファー面談を実りあるものにしていきましょう。

【参考】転勤のデメリットは?脱転勤を目指す企業の取り組み

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