スカウトメール、それ怪しくない?特徴の見極め方4選

人手不足が叫ばれる昨今。

複数の転職サイトや転職エージェントに登録していると、1日に何十件もスカウトメールが送られてくることがあります。

それくらい、世の中は、スカウトメールの全盛期ともいえる時代かもしれません。

しかし、それらの全てが本気のスカウトであるとは限りません。

今回は応じるべき質の高いスカウトメールとそうでないメールの見極め方を紹介します。

【参考】偽物のヘッドハンターの特徴と怪しい場合の見分け方

 

スカウトメール

 

スカウトメール、本当に大丈夫?

スカウトメールとは、転職サイトに登録された職務経歴書や履歴書を見た、企業の担当者や転職エージェントが送る、転職を促すメールです。

しかし、一口にスカウトメールと言ってもいくつか種類があります。

  • 「自社への入社を検討してほしい」といった誘い
  • 希望条件に合致する求人の案内

などがあります。

また、必ずしも転職サイト経由とは限りません。

何らかの方法であなたの連絡先を入手した業者が、営業や勧誘目的でスカウトメールを装って連絡してくることもあります。

そのため、返信する際には、怪しいものでないか見極める必要があります。

とは言え、転職活動中に送られてくるメールを一つ一つチェックするのは時間の無駄。

質の良い(本気の)スカウトメールと無視すべきメールを瞬時に見極める術を知っておく必要があるのです。

【参考】ヘッドハンティングとは?知っておきたい基礎知識

 

質の良いスカウトメールの特徴4選

それでは、質の良い本気のスカウトメールに見られる特徴を紹介しましょう。

 

1、相手側の会う意思が伺えるか

まず、実際に会って話をする意思が文面から伺えるかが質の良いメールを見極めるための一つのポイントです。

「〇〇会社〇〇部の〇〇です」

「エージェントの〇〇です」

など、送信元の企業名や担当者名が記載されていることは大前提。

「一度会って話をしたいので、都合の良い日時を教えてほしい」と言った旨の言及があれば、本気度が高いと言えます。

一方で、

  • 「まずは(履歴書などの)書類を送って下さい」
  • 「希望に合った求人が見つかり次第、再度連絡します」

と言った内容の場合、相手側はそれほど熱心にスカウトしているわけではありません。

興味がなければスルーしましょう。

 

2、選考における優遇措置が提示されているか

また、選考において優遇措置が用意されているかと言う点も重視すべきポイントです。

例えば、

  • 「書類選考免除」
  • 「役員面接確約」

が代表例。

その他、一般的な選考にはない優遇措置が提示されている場合、そのスカウトメールに反応してみる価値は十分にあります。

と言うのも、企業側がそのような優遇措置を提示したスカウトメールを送る際は、経歴やスキルを見て求職者をしっかり厳選した上で送っているもの。

単なる勧誘やありきたりなスカウトである可能性が低いためです。

 

3、レジュメでしか知り得ない内容に触れられているか

メールの文面において、レジュメでしか知り得ない内容に触れられているかどうか。

この点も、スカウトの本気度を見極めるポイントです。

例えば、

  • 「あなたの〇〇会社での管理職としての経験に興味を持ちました」
  • 「あなたの持っている〇〇の資格は、弊社でも十分活かせます」

と言った記述がある場合、送信元はあなたのレジュメをしっかり確認した上で個別に送信しているはずです。

応じる価値があります。

 

4、希望条件を考慮してくれているか

スカウトメールを送ってくる企業の中には、提示している条件に合致しない企業が含まれている場合もあります。

しかし、すぐに無視してしまうとせっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。

条件全てが合致していなくても、

  • 「希望とは異なりますが、ぜひ検討してほしい」
  • 「〇〇は交渉可能です」

など、希望条件を考慮してくれたりすることがあります。

そのような場合は、一度会って話をしてみるのもよいでしょう。

【参考】ヘッドハンターから声がかかりやすい人材の特徴6選

 

無視すべきスカウトメールの特徴

一方で、次のような特徴が見られるスカウトメールは単なる勧誘や情報収集が目的である可能性が大きいと言えます。

時間を無駄にしないためにも、スルーするのが賢明でしょう。

 

1. メールの文面が差し障りのない定型文

まず、文面が差し障りのない定型文になっているパターンが挙げられます。

  • 「20代の方におすすめ」
  • 「未経験者歓迎」

など、大多数の人に当てはまりそうな文言や文面のメールは、不特定多数の人に送られています。

「スカウト」とあっても、それはそもそもスカウトメールとは呼び難いものです。

たとえ、あなたの個人名が記載されていたとしても、それは自動的に氏名を置き換える機能を使って送信しているだけかもしれません。

その会社にそもそも興味がない場合には無視するのが賢明でしょう。

 

2. メールが一斉送信されている

また、不特定多数の人に一斉送信で送られるスカウトメールを装ったメールも無視一択。

同じような文面のメールが同じ業者から何度も送られてくる場合、それは一斉送信で送られている可能性が高いもの。

無視して迷惑メールに入れるか、スパム報告するので良いでしょう。

【参考】スカウトサービスに向いている人の特徴と利用時の注意点

 

スカウトメールを慎重に見極めよう

上で述べたように、人によっては1日何十件もスカウトメールが来ることもあります。

一つ一つ丁寧に捌いていては、転職活動をスムーズに進めることはできません。

以上で紹介したポイントを参考にしつつ、応じるべきスカウトメールを見極めましょう。

【参考】ダイレクトソーシングとは?「攻めの採用」成功のコツ

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