内定保留はできる?転職での最低限のマナーと伝え方のポイント

やむを得ない事情によって、企業から頂いた内定を一度保留にしたいことがあります。

もちろん、場合によっては内定取り消しもあり得ます。

そして、そのお願いをする際は、失礼にならないよう細心の注意を払う必要があります。

今回は、内定の保留を企業にお願いする際に守るべき最低限のマナーと、伝え方のポイントについて詳しく解説していきます。

【参考】昇給交渉に挑め!絶対に昇給できない交渉時のNGな言動とは

 

内定保留

 

内定保留にできる?

結論から言うと、原則として、企業からもらった内定は、求職者の意思で保留にすることが可能です。

本来、求職者は、内定通知をもらった時、指定された期限内に入社意思を企業に対して示すことになっています。

もちろん、元から入社する意思があれば、その旨を伝えるだけで済みます。

しかし、少し考えたい時や、ある事情によってすぐには回答できないこともあります。

そのような場合には、内定を一旦保留にしてもらうことが可能です。

しかし、内定を保留すること自体は全く問題の無い行為ですが、求人企業側にも都合があります。

内定を取り消されるリスクについては、覚悟しておかねばなりません。

【参考】ミドルの転職で求められるスキルと成功するための条件

 

内定の保留をお願いする際の最低限のマナー

企業に対して内定の保留をお願いする際には、次のマナーを守りましょう。

 

1、内定をもらったことに対する感謝を伝える

保留のお願いをする前に、まずは内定を出してくれたことに対して感謝を伝えます。

「この度は内定を出していただき、ありがとうございます」と謝意を伝えた上で、内定保留に関する申し出をします。

 

2、連絡はなるべく電話で、直接自分から伝える

連絡手段はメールでも特に問題ありません。

しかし、可能な限り電話で直接伝えるのが良いでしょう。

転職エージェントを介して選考を受けていた場合でも、求職者本人が企業に対して直接申し出ることで誠意をしっかりと伝えることができます。

もちろん、転職エージェントにも事前に伝えておくようにしましょう。

 

3、申し出はなるべく早めに

保留の申し出は、内定通知をもらった後、可能な限り早めに行います。

指定された期限内に回答できない場合や、その期限を伸ばしてもらいたい場合、その旨をはっきりと伝えます。

どれくらい延長してもらえるかは、企業によって異なります。

あまりにも先延ばしにしてしまうと先方に迷惑をかけてしまうことがあります。

良くない印象を与えかねませんし、内定取り消しになるリスクもあります。

期限内に回答することが難しい場合には、数日から1週間を目安に延長の申し出をしましょう。

【参考】転職エージェント利用の際の注意事項!NG行為4選

 

内定保留の伝え方のポイント

以上のマナーを踏まえた上で、実際に内定先の企業に対して保留の申し出を行う際には次のポイントを意識しましょう。

 

「辞退ではない」ことをはっきり伝える

内定の保留をお願いする際には、あくまで「保留」であり「辞退」ではないことをはっきり伝える必要があります。

ここで曖昧な返事をすると、内定を出した企業が対応に困ってしまう場合があるためです。

「〇〇と言った事情により、内定を保留していただきたい」とはっきり伝えましょう。

 

理由を聞かれたら無難な理由で答える

保留のお願いをした場合、その理由について企業の担当者から聞かれることがあります。

その理由については、極力無難に、正直に伝えるのが良いでしょう。

例えば、

  • 家族と相談するための時間が欲しい
  • 労働条件や仕事内容についてもう一度しっかりと確認したい

などの理由を伝えましょう。

注意点としては、その理由が他社の結果待ちの場合に「〇〇社の結果が出てから判断したい」とそのまま伝えてしまうと、優先度を疑われてしまうことがあります。

そのため、ある程度配慮した言葉遣いにすることを忘れてはいけません。

 

自分から返答する期日を提案し、先方と都合を擦り合わせる

指定された期限内に返答が難しい場合には、どれくらいの延長が必要なのか具体的な期日を提案しましょう。

その際には、

「◯月◯日まで回答期限の延長をお願いします」ではなく、

「◯月◯日まで回答期限の延長していただくことは可能でしょうか」

と言った具合に、一方的に要求するのではなく、相手の都合も考慮した上で提案します。

できる限りの誠意を示す

もちろん、内定を保留することは決して悪いことではありません。

しかし、少なからず先方に迷惑がかかってしまうのは事実です。

先方の心証を損なわずに内定を保留してもらうためには、求職者側の努力も欠かせません。

他社の結果が出てから判断したい場合、

  • 企業に最終面接の日程を前倒してもらうようお願いする
  • 家族と相談したい場合には有休をとって時間を作ったりする

など、求職者側もできる限りの努力をして誠意を示すことで印象が悪くなるのを最低限に抑えられます。

【参考】ドライな職場、ウェットな職場、働くならどっちがいい

 

内定保留を上手く使っていこう

やむを得ない事情で内定を保留したい場合、なるべく早めのアクションを心掛けることが重要です。

  • 曖昧な返事をして結論を先延ばしする
  • 内定通知をもらったまま返信せずしばらく放置する

のは、社会人としてNG。

上手く内定を保留して、ベストなキャリアを作っていきましょう。

【参考】退職勧奨とは?会社の悪質な手口と受けた時の対処法は

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. ストレスチェックは義務
  2. TimeRex
  3. ハロー効果
  4. エジソン
  5. アパート経営の失敗
  6. 融資審査に落ちた
  7. スノッブ効果
  8. X(旧:Twitter)
  9. エバンジェリスト
  10. 業界研究

おすすめの記事

  1. マイナーな海外製ツール
  2. Facebook広告ライブラリ
  3. Canvaの使い方
  4. 出口戦略
  5. ベンチャーキャピタルへのアプローチ
  6. Teachable
  7. ステップメール
  8. ポータブルスキル
  9. Google-Jamboard
ページ上部へ戻る