残業に日々追われ、忙しい毎日を過ごしているサラリーマン。
朝の時間帯は、なるべく寝ていたい時間帯かもしれません。
しかし、あえて早起きすることで、仕事やプライベートを含め、生活全体のパフォーマンスが良くなることがあります。
ここでは、朝活について、その魅力や、朝活で取り入れるべき主な習慣について解説します。
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朝活とは
朝活とは、朝早い時間に起床し、朝の時間帯を、仕事や運動、勉強、人脈作り、趣味等、有意義な活動に充てることです。
2008年頃からメディアにて取り上げられ、広まった言葉であると言われています。
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今、「朝活」が注目されるワケ
働き方改革や残業規制が、現代の社会人のライフスタイルを変えつつあります。
多くの人が、ワークライフバランスを充実させ、長時間労働や働き過ぎによる問題から解放されてきています。
しかし、それらの恩恵を受けている人がいる一方で、不満を抱えている人もいます。
- 「もっと働きたいのに」
- 「やりたい事があるのに」
という意欲的なビジネスパーソンが、半強制的に定時で帰らされたりすることも。
自由に働きにくくなっているという声も、実際にはあるようです。
そのような状況下で、
- 朝の早い時間帯から仕事に取り掛かる
- 仕事に備えた各種の活動をする
といった、「朝活」が注目されているようです。
「眠気で効率が悪くなるのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、ニューヨークタイムズ誌が行ったある調査では、
「一流企業の経営者、成功者には、早起きの習慣がある」
との結果が出ているようです。
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朝活の魅力
では、ビジネスパーソンが朝活を始めることでどんなメリットがあるのでしょうか。
脳が活性化している時間を有意義に使える
意外かもしれませんが、1日の中で人間の脳が一番冴えている時間帯は、起床直後。
そして、時間の経過と共に、脳の活動は徐々に弱まっていくのだとか。
これは「概日リズム」と呼ばれるもので、科学的な根拠があります。
朝活を実践すれば、最も脳のパフォーマンスが良い時間帯を有意義に使えることになります。
そのため、独創的なアイディアが生まれたり、活動の効率が良くなったりします。
精神的、時間的な余裕を持って仕事に取り掛かれる
ビジネスパーソンの多くは、起床後は、
- すぐに朝食を取る
- 身支度を整る
- 満員電車で出勤する
- 仕事をはじめる
という、非常に切羽詰まったルーティーンで毎日を過ごしています。
しかし、それでは、精神的、時間的余裕が全く生まれません。
ストレスを抱えやすい状態になり、仕事のミスが多発するなど、本来であればできるものも、できなくなってしまうかもしれません。
朝活を取り入れ、仕事に就くまでの時間的な余裕を意図的に増やせば、精神的な余裕も生まれます。
そして、万全なコンディションで仕事に取り掛かれるでしょう。
仕事の邪魔になる要素を排除できる
他人の生活リズムに合わせた生活を送っていると、色々な邪魔が入ります。
- 家族や友人、恋人からの連絡
- 上司や同僚からの連絡
等で、集中が途切れてしまうこともあるでしょう。
しかし、あえて人とは違うリズムで活動することで、自分だけの時間を作り易くなります。
そうすることで、集中して活動したい時に、煩わしい要素を排除できるのです。
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朝活でやるべき4つの習慣
ただ単に早起きすれば良いというのは、朝活に対する間違った認識です。
朝活をより有意義なものにするためにも、以下の4つのことをぜひ実践してみましょう。
1、ジョギング、ヨガなど軽い運動
朝起きたら、外の新鮮な空気を吸って脳を活性化させるべく、ジョギングに行きましょう。
長距離を走る必要はありません。
近くの公園を走ったり、朝食を買うために徒歩で出かけるだけでも構いません。
天気が悪い時は、室内でできるヨガや軽いストレッチがおすすめです。
とにかく、少しでも身体を動かすということを意識的に実践しましょう。
2、新聞、ニュースで経済状況のチェック
経済状況やその日のニュースについて新聞、テレビ、スマホ等でチェックしましょう。
社会人として必要な知識、知見を身につけるという意味でも重要です。
3、ゆっくり時間をかけて朝食を取る
非常にシンプルなことですが、ゆっくり時間をかけて朝食を取るのも、重要です。
慌ててかきこむように朝食を摂るのは、消化にも良くありません。
働くための活力をつけるためにも、ゆっくりと朝食を取ることには意味があります。
4、仕事や勉強を始める
会社の就業時刻が決まっていると、早朝から仕事を始めるのは難しいかもしれません。
しかし、テレワーク等である程度自由に仕事ができるのであれば、仕事を始めてしまいましょう。
そうすることで仕事が早く終わり、趣味や家族と過ごすための時間が捻出できます。
仕事が出来ない場合は、勉強に充てるのも良いでしょう。
資格を取得したり、スキルアップしたりできれば、収入増加に繋がるかもしれません。
まとめ
朝が弱く、逆に夜の方がバリバリ働けるという人も中にはいます。
そのため、朝活することが一概に良いとは限りません。
究極的には、その人個人によるので、無理をしないことが大切。
しかし、朝活することで仕事の効率を上げたり時間を有効活用できる可能性はあります。
「朝が苦手」という人でも、チャレンジする価値は十分にあるでしょう。
早起きで捻出できた時間をいかに活用するか、ということを心がけながら実践していきましょう。