テレワークで不調に?心や身体への影響と予防法

働き方改革によって働く人のライフスタイルが大きく変化しました。

特に、テレワークの普及は、通勤時間を削減し、ビジネスの在り方を大きく変えています。

それによって、生活が豊かになった人もいますが、一方で、健康被害も増加しています。

今回はテレワーク時に起きやすい心と身体の不調と、その原因、予防法について詳しく紹介していきます。

【参考】「健康経営」は経営の新常識?実施するメリット4つと事例3つ

 

テレワークで不調

 

テレワークで不調に陥る人が増えている?

コロナの影響もあり、多くの業界で当たり前になってきたテレワーク。

これは本来、働き方の選択肢を増やし、ワークライフバランスを充実させることを一つの目的として打ち出されてきた施策です。

しかし、近頃、テレワークの実施によって心や身体の不調、健康被害を訴える人が増えてきているのだとか。

早期にそれら異変を察知し、適切な対処ができれば、さほど問題ありません。

しかし、テレワークは、特殊で、時に孤独な労働環境。

ゆえに、

  • 自分で不調に気づけない
  • 何か変だと思っても放置してしまう

といったことで症状が悪化し、急に働けなくなってしまうということもあるようです。

【参考】ストレスチェックは義務?企業が最低限知っておくべき知識

 

テレワークで不調に陥る「心」の状況と予防法

それではまず、テレワーク時に陥りやすい心の不調の主な症状、その原因、予防法から見ていきましょう。

 

テレワーク鬱(うつ)

心の不調として最も多いのが、テレワーク鬱(うつ)と呼ばれる症状です。

これは文字通り、テレワーク時に起きる「鬱」のこと。

活力が低下し、物事への関心が無くなったり、急にやる気が無くなったりします。

その原因の一つとして考えられるのが、生活リズムの大幅な変化。

今までは、平日決まった時間に就業し、決まった時間に退社、帰宅するという一定のリズムがありました。

しかし、テレワークが始まったことでそのリズムが乱れ、仕事とプライベートとのメリハリもつきにくくなりました。

その結果、十分な休息が取れず、自律神経が乱れて鬱症状に陥ってしまうのです。

予防法としては、

  • テレワークでも可能な限り就業時間をパターン化する
  • メリハリをつけ、仕事をしない時はしっかりと休むようにする
  • 十分な睡眠や食事を取る

といったことを心がけることです。

 

ひどい不安や疎外感

「病気」とまでは行かずとも、特に単身の方はテレワークによってひどい不安や疎外感を抱えてしまうケースがあります。

同僚や上司と対面でのコミュニケーションを取る機会が激減したのが主な要因とされます。

しかし、それ以外にも、

  • コロナの感染拡大による社会情勢の変化
  • 漠然とした将来への不安

が大きく影響しているともされます。

そんな時は長時間一人で家に引きこもらないようにすることが重要。

気分転換のために軽い外出をしたり、オンライン飲み会などでも良いので、同僚や友人といつもより積極的にコミュニケーションを図れるようにしましょう。

 

家族に対するイライラ、ストレス

配偶者や子どもがいる場合、彼らに対してイライラしたり、ストレスを感じやすくなったりします。

子どもは、自宅からのオンライン授業になっていたりします。

配偶者も同じようにテレワークを始めていたりするかもしれません。

そうすると、以前よりも一緒に家で過ごす時間が大幅に増え、今まで気にならなかった些細なことも気になるようになったりします。

その結果、家族間でのケンカが増えてしまったということも。

場合によっては、修復が困難なほど関係が悪くなることもあります。

そうならないためにも、

  • 家庭でのルール決め、適度に距離を取る
  • たまにはカフェや図書館から仕事するようにしたりして適切な距離を保つ

といったことが重要です。

【参考】ホワイト500や健康経営優良法人認定制度をざくっと理解!

 

テレワークで不調に陥る「身体」の状況と予防法

次に身体に起きる不調とその原因、予防法を見ていきましょう。

 

体重が増え、生活習慣病のリスクが高まる

テレワークに切り替えた人に起こりがちなこととして、体重の増加が挙げられます。

言うまでもなく、通勤や外出の機会が減り、1日の運動量が大幅に減少することがその要因。

それが長期間続くと、糖尿病や高血圧、脳卒中等、生活習慣病に罹るリスクも高まります。

積極的に外出することが難しくても、1日に1回は極力外に出て、軽いジョギングやランニングなど、意識的に身体を動かすようにしましょう。

可能であればジムに通ったり、何かスポーツをしたり身体を鍛えるのも予防に繋がります。

 

肩こり、腰痛

肩こりは腰痛は、もちろんテレワークに限ったことではありません。

しかし、運動せず、長時間同じ姿勢でイスに座り、モニターをずっと眺めていると、肩こりや腰痛に悩まされることがあります。

テレワークはデスクワークが基本のため、ある程度は仕方のないこととも言えます。

しかし、それが常態化すると、痛みが引きにくくなってしまいます。

そうならないためにも、家の中でも積極的にストレッチやヨガを行い、身体を動かすことを意識しましょう。

【参考】安全配慮義務とは?心の健康も含む?罰則は?対策5つを紹介

 

テレワークで不調に陥らないようにしよう

テレワークで不調に陥っても、家族など周囲の人間が気づいて指摘してくれれば御の字。

単身の方は症状が深刻化するまで自分では気づけないケースもあるのです。

そのため、単身の方は特に、体調について頻繁にセルフチェックが必要です。

少しでも異変を感じたら無理をせずに、心療内科など医療機関をすぐに受診し、深刻化して仕事に支障が出ないよう気をつけましょう。

【参考】長時間労働の定義や法的な規定は?放置するとリスクや弊害も

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