マイクロマネジメントとは?部下が無能化する危険性と対策

自分で動けない部下や、自分の意見を持てない部下。

世の中には、このような部下にイライラする上司は少なくないようです。

しかし、そのような部下が社内に生まれるのは、指導にあたる上司が原因かもしれません。

特に、よくみられるのが、「マイクロマネジメント」を原因とするもの。

この記事では、部下や組織をダメにするマイクロマネジメントについて、主な行為や危険性、対策について詳しく解説します。

【参考】新卒の定着率を上げる施策6選!「会社のために」はもう古い

 

マイクロマネジメント

 

マイクロマネジメントとは?

マイクロマネジメントとは、上司やチームのリーダーが、部下、新入社員に対して、取るべき行動に関して逐一指示したり、行き過ぎた監視、管理をしたりすることです。

これは、悪気があるとは限りません。

  • 「指示したことをしっかり理解しているのだろうか」
  • 「ミスしてしまうのではないか」
  • 「部下のミスで自分の評価が下がってしまうのではないか」

といった不安が、行き過ぎた指導や干渉をしてしまう主な原因となるようです。

もちろん、上司、リーダーという立場上、ある程度の指示や監視をすることは必要です。

しかし、やりすぎると、それが返って部下のパフォーマンスやモチベーションを下げてしまうこともあるのです。

【参考】メンター制度とは?定番になった仕組みのメリットと注意点は

 

マイクロマネジメントに該当する主な行為

大半のケースにおいて、マイクロマネジメントは無意識にやってしまっているもの。

そのため、部下に悪影響を与えているという自覚が本人にないことが多いのです。

むしろ、「良かれ」と思ってやっていたりもします。

まずはどんな行為が該当するのか、主な例を見ていきましょう。

 

1. 過剰に進捗状況の報告を求める

典型的な行為の一つとして、数十分単位で部下の進捗状況を確認しに行ったり、報告を求めたりすることが挙げられます。

リモートワークが普及する前は、対面で直接そのような行為をとっていました。

しかし、リモートワークが普及したことで、

  • ビジネスチャット上で細かく指示する
  • Webカメラを常時オンにさせ、完全に監視する

という例も存在するようです。

 

2. 他方宛のメールでも必ず自分をCCに含めるように指示する

部下が他方宛にメールを送る場合、その内容ややりとりがわかるように、自分をCCに追加するよう要求する行為もそれに該当します。

もちろんミスを事前に防ぐという意味でその内容について確認することは上司の務め。

しかし、全てのやりとりや行為を細かくチェックしようとすることは部下のパフォーマンスに悪影響を与えかねません。

 

3. 指示だけして、部下の意見を聞かない、アドリブを許容しない

部下に対して何か指示をする際、必要事項だけを言う上司がいます。

そして、部下の意見には全く耳を貸そうとしません。

徹頭徹尾、ロボットのように従わせようとする行為。

これも、マイクロマネジメントの一つです。

ミスはしなくても、部下が少しでも違う行動を取ろうとしたり、意見したりすると、叱責し強引にでも従わせようとします。

 

4. 些細なミス、プライベートに関してしつこく指摘、追求する

また、

  • ほんの些細なミスについていつまでも指摘する
  • 業務とは関係のない部下のプライベートにまで口を出す

といった例もあります。

これは、単なる不安から誘発される行為ではありません。

単に自己顕示欲を満たしたいという利己的な願望からくるものです。

場合によっては、ハラスメントとも捉えられてしまいます。

【参考】メンタルヘルス対策は十分?心の健康を守るためにすべきこと

 

マイクロマネジメントの危険性、弊害は?

良かれと思って以上で挙げたような行動をしていたとしても、部下にとって、もしくは組織全体にとってはネガティブな影響を与えがちになるもの。

具体的に、どのような危険性や弊害があるのか見ていきましょう。

 

1. 部下が挑戦しなくなる

なんでも口を出したり完璧に従わせようとしたりすると、部下は主体性を持って動いたり、何かリスクを伴うことに挑戦したりしなくなります。

少しでも指示と違うことをすると怒られるのではないか、と萎縮してしまうためです。

 

2. 部下が自分で考えなくなる

部下の意見を全く聞かず、一から十まで従うように日頃から指示してしまうと、部下は自分で考えて問題を解決したり、行動したりするためのスキルが育ちません。

「何を言っても無駄」

「どうせ否定されて、指示通りにやれと言われるんでしょ」

と思うようになってしまいます。

その結果、

「だったら最初から言われたとおりにやっていた方が良い」

という、上司の言うことをただ聞いて従うだけの、ロボットのような存在になるのです。

 

3. 若手が育たない組織が形成される

一部の上司だけがマイクロマネジメントをしているのであれば、改善の余地はあります。

しかし、そのような上司が複数存在するだけでなく、経営陣がそのような性質を持っている場合、若手が全く育たない、イエスマンしかいない組織になります。

成長したいという意欲のある若手から先に離職、退職してしまうことにもなるでしょう。

【参考】社内転職制度とは?メリット、デメリットと運用のポイント

 

マイクロマネジメントへの対策

マイクロマネジメントをしないようにするための対策として、以下の3点を留意しましょう。

 

1. 報告頻度を決めておく

進捗状況の報告に関しては、あらかじめ決めておくようにします。

むやみやたらに報告を求めるのは控えるようにします。

それ以外については、よほどのことがない限り干渉しない、とルール決めをします。

報告頻度も「何日」「何時間」といったように時間で区切るのではなく、なるべく、業務の段階(キリの良いところ)や、承認、意思決定が必要なタイミングで決定します。

軌道修正や、やり直しの時間を必要なのであれば、それも見越した上で設定します。

 

2. オープンクエスチョンを会話に取り入れる

業務指示やその他何気ない会話をするとき、オープンクエスチョンを取り入れて意思疎通を図るようにします。

そうすることで、部下が自分で考えて行動する力が養われます。

オープンクエスチョンとは、「はい」、「いいえ」の2択では答えられない質問。

「何がいいと思う?」

「どうすると良いと思う?」

「なぜだと思う?」

といった、5W1Hを駆使した質問です。

 

「できて当然」という考えを捨てる

また、できて当然という考えを捨てることも大切です。

  • 少しぐらいのミスなら許容する
  • 失敗しても尻拭いしてあげる

という広い心を持って接することも部下の成長のために大切なことです。

【参考】ホラクラシー型組織とは?多様化社会で期待される組織の特徴

 

マイクロマネジメントになっていないか自省してみよう

新入社員など、仕事が全く分かっていない社員に対しては手厚いケアが必要です。

しかし、ある程度キャリアのある部下に対して過干渉になると、逆に成長を妨げる原因になります。

部下が失敗しても自分がなんとかしてあげるという心構えを持ったり、部下にある程度の裁量を持たせたりすることも、上司としての重要な務めです。

うまく立ち振る舞って、部下のパフォーマンスが上がるようにしましょう。

【参考】オワハラとは?刑事罰にもなり得る行為の危険性とデメリット

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