ハローワークはどう?縁故最強?紹介会社は?転職方法を比較

新卒で就職をする場合、大学などの学校と連携して就職先を探すことが一般的です。

人によってはそのまま定年まで一社で勤め上げるということもあり、転職自体をしないという人もいます。

むしろ、昭和の時代は、そのような働き方が主流でした。

しかし、これからの時代、転職や、転職を通じたキャリアップは、ますます一般的になっていくと考えられます。

世の中には、転職慣れしている人もいるかと思いますが、初めて転職する場合、どのような方法で次の就職先を探せばよいのか、わからない人も少なくないだろうと思います。

ハローワークに行ってみようかな、と思う人もいるでしょうか。

この記事では、ハローワークをはじめ、転職先を探す際の主要な4つの方法と、その特徴について比較してみます。

【参考】実はブラック?転職サイトの求人の危険フレーズ3つと回避策

ハローワーク

 

転職先を探す方法4つと特徴

転職先を探す方法は意外とたくさんあります。

今いる会社で、業界でも注目されるような実績を残した人には、ヘッドハンターがアプローチしてくるといったこともあるかもしれません。

しかし、そのような人は極めて稀。

多くの場合、通常の出されている求人に応募することになるかと思います。

ここでは、こうした企業が人を探す場合の一般的な手段4つを比較します。

転職方法の特徴

①紹介(縁故)

人材を探している企業の人が、自分の知り合いで相応しい人を自分の会社に紹介するという転職方法です。

最近では「リファラル採用」と呼ばれることもあり、社外に支払うコスト(広告料や紹介料)が不要なため、積極的に推進している企業もあります。

自分の知り合いの会社であれば、事前に職場の雰囲気や仕事量などを聞くこともできるでしょう。

であれば、「入社したらブラック企業だった」というような事態は避けられます。

受け入れる側も、一定のパフォーマンスを期待でき、入社したら全然仕事ができなかったとか、全く協調性がなかったとか、想定外の状況になる可能性は高くないと言えます。

紹介者の見る目にもよりますが、会社側の期待値から外れない人材が来ることが多いと言えるでしょう。

 

②ハローワーク

公共職業安定所、通称ハローワークは、通称公的サービスであるため、求人の掲載や応募は基本的に無料です。

そのため、求人したいと思った企業が気軽に広告を出すことができますが、「求人にお金をかけられない=お金がない」会社が多いため、条件の良い会社は少ないと言われています。

ということで、あまりお金のない中小企業の利用が多いのですが、正社員での募集が少ないわけではありません

また、ハローワークに出ている求人については、求職者に著しく不利な内容でないか、違法でないかは担当者が厳しくチェックするので、求人票に露骨にウソが書かれているリスクも低いと言えます。

そして、職務経験の浅い若手や離職期間が長かった人を採用すると助成金が出るようなケースもあるため、採用の条件は通常より低くなることもあるかもしれません

アルバイトやパートなどがメインで経歴に自信がない人や、数多の求職者がしのぎを削る人材市場で仕事を勝ち取る自信がない方は、ハローワークで正社員の求人を探してみることをお勧めします。

【参考】ジョブカフェとは?受けられる支援やサービス、使うメリット

 

③求人広告

企業のコーポレートサイトや、求人サイト等に掲載されている採用情報から転職先を探す方法です。

求人サイトを制作したり、求人誌へ広告を出したりと、ある程度のコストをかける余力はあります。

欲しい人材の要件がある程度幅広く、求人をかければ一定数の応募があると見込めるため、転職エージェントに成功報酬で高い紹介料を支払わなくても良いと考えているケースと言えるでしょう。

募集要項には、給与や福利厚生といった転職希望者が知りたい情報が掲載されていることもあります。

求人広告の中から、条件や待遇のよい企業の求人を比較しながら探すこともできるでしょう。

転職先を探す方法として最も一般的と言えるかもしれません。

 

④転職エージェント

転職支援を行う転職エージェントが、求人企業から要件を満たした人材リサーチを依頼され、自社に登録している人材から推薦し、またはそのような人材を探し、採用に結び付けていくものです。

求める人材の要件が厳しかったり、待遇のよい求人ゆえ、広告を出すと応募が殺到しそうだったりすると、企業は転職エージェントを利用します。

人材の要件が厳しいと、求人広告を出してもターゲットの目に留まる確率が低いということがあります。

また、待遇が良すぎると、応募が殺到して書類を処理しきれなかったりするためです。(ダメ元で応募してくる人も多数存在するのです)

つまり、転職エージェントが、条件に沿ってある程度のスクリーニングをかけます。

それゆえ、登録したからと言って、必ず条件の良い会社を紹介してもらえるというわけではありません

基本的には、スキルも年収も高めの人材が利用するものだと言えるでしょう。

また、隠れた優良企業などは、求人広告で募集をしても知名度の低さやイメージなどからあまりいい人材が集まらないこともあります。

その点、転職エージェントを使えば、転職希望者にいい点をアピールしてもらえるという魅力もあったりします。

転職希望者にとっても、転職エージェントは担当者がつくため、自分の経歴を客観的に見てもらうことができます。

それを踏まえて、転職市場における自身の価値などを相談することもできるでしょう。

転職エージェントの利用は、基本的に企業側が紹介料を負担する形となっていますので、転職に際して費用がかかるといったことがないのは魅力ではあります。

【参考】新卒者の早期離職や転職はアリ?認識しておくべき注意点3つ

 

まとめ

転職が当たり前となった今、様々な方法で転職を成功させている人が多いというのが現状です。

紹介による転職は昔からある転職方法ですが、求人広告や転職エージェントは、近年転職が一般的になってきたためにニーズが増えてきたサービスです。

求人広告、転職エージェントは、それぞれの媒体によって求人に特徴があったりもします。

そしてこの時代においても、ハローワークはまだまだ存在感のあるサービスです。

第二新卒者向けなのか、高収入を目指す人向けなのかなどによっても、利用するサービスが異なってくるでしょう。

そしてこれは、自分が転職して何を実現したいのかということにも関わってきます。

それにはまず、転職をしたい理由を明確にし、どのような転職先に行くのかという明確な目標を持つ必要があります。

転職は、人生をかけて行うもの。

安易に行動する前によく考えて転職先を探すようにしましょう。

【参考】ポテンシャル採用とは?経験の浅い若手向け中途採用枠を紹介

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件

ピックアップ記事

  1. リカレント教育
  2. 名ばかり管理職
  3. Instapage
  4. レイオフ
  5. タスク管理ツールといっても用途や目的ごとに様々な種類があります。ビジネスを効率よく動かすにはタスクやプロジェクトの管理が欠かせません。選び方を間違えると効果が出ないことも。この記事では、タスク管理ツールの種類と選び方、おすすめのツールを紹介します。
  6. 転職でハローワーク
  7. 家賃の値下げ交渉
  8. 開業届
  9. ActiveCampaign

おすすめの記事

  1. 商工会議所
  2. 採用アウトソーシング
  3. 不動産投資で失敗
  4. Udemyで集客
  5. 退職勧奨
  6. 名ばかり管理職
  7. 個人M&A
  8. 社労士
ページ上部へ戻る