チームビルディングとは?代表的な施策5選

組織の結束を深めるためにはチームビルディングが必要です。

今いる社員それぞれが持っている強みやスキルを最大限に活かすことができます。

しかし、チームビルディングとは一体何なのか?

具体的にどうすればいいのか?

そのようなことにお悩みの方に向けて、ここでは、チームビルディングの概要を踏まえた上で、実施するための心構えや具体的な施策の例について紹介します。

【参考】オフサイトミーティングとは?実施の前に知っておくべきこと

 

チームビルディング

 

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、社員各々のスキル、能力、個性を最大限に発揮し、共通の目標を達成するためのチームを作り上げること、もしくはそのための取り組みを意味します。

  • お互いのスキルや経験、価値観を理解すること
  • 適材適所な配置や役割分担を実現すること
  • チームの結束を高めること
  • ビジョンを浸透させること

などが主な実施目的です。

「チームビルディング」は新入社員のための取り組み、というイメージを持たれている方もいるかもしれません。

しかし、中堅以上の社員が集まって新規プロジェクトを始動させる際にも、チームビルディングは実施されます。

【参考】メンター制度とは?定番になった仕組みのメリットと注意点は

 

チームビルディング実施にあたっての心構え

チームビルディングを実施する前に押さえておくべき心構えがあります。

見ていきましょう。

 

誰もが明確な役割、目標を持つこと

ただ単にお互いを知るため、結束を強めるためという曖昧な動機で実施するのは考え物。

なかなかその効果を得られず、時間だけが無駄になってしまうことも。

有意義なチームビルディングを実施するためには、まずは参加するメンバー一人一人が自分の役割を意識することが必要です。

  • 何のためのチームなのか
  • 何を実現したいのか

このような目標を明確にして、事前に共有するのが良いでしょう。

 

異なる価値観を持っている人を排除、否定しない

これから、同じ会社やチームで働くことになるメンバーですが、その中には、

  • 自分とは異なる価値観を持っている人
  • 相性が良くない人

も少なからず存在することがあります。

たとえ、そうだとしても、最初から排除したり否定したりすると、チームビルディングはうまくいきません。

まずは寛容になり、相手を受け容れることがチームビルディングを成功させるためには重要です。

 

振り返り、フィードバックを挟みながら進めていく

チームビルディングは、事業を円滑に進めていくための、あくまで過程の一つ。

チームビルディングそれ自体が目的ではありません。

当初の目標に向けて、具体的な成果を出す必要があります。

ただ実施して終わりにしないためにも、必ず区切りの良いところで振り返りやフィードバックのための時間を設けましょう。

そして、その内容を実際の業務に活かしていくことが大切です。

【参考】モンスター社員とは?その種類や特徴、企業が取るべき対処法

 

チームビルディングに効果的な施策5選

それでは、チームビルディングに効果的な5つの施策について、その概要や、やり方を見ていきましょう。

 

1、マシュマロチャレンジ

ゲームを活用してチームビルディングをするための、代表的な施策です。

ルールも非常にシンプル。

  • 乾燥パスタ
  • マシュマロ
  • テープ
  • ヒモ

を準備します。

そして、チームごとに分かれて、これらの材料を用いて、高いタワーを作っていきます。

制限時間内に最も高いタワーを作り、その上にマシュマロを置けたチームが優勝となります。

計測中にパスタが折れて倒れたり、マシュマロが落ちたりしたら失格です。

 

2、ペーパータワー

これも、マシュマロチャレンジと同じく、チームの結束と戦略が必要となる施策の一つ。

まず、A4用紙を数十枚用意します。

そして、5〜6人のチームに分かれて、5分間程度、作戦を練ります。

その後、制限時間内にその紙を折ったり曲げたり、工夫して紙のタワーを作ります。

他のチームとその高さについて競うのも良いでしょう。

また、制限時間内にいかに高いタワーを作れるのか、振り返りをしながら戦略を練り、何度も繰り返すのも良いでしょう。

 

3、他己紹介ゲーム

他己紹介ゲームは、特に新入社員のための研修の一環としてよく行われる施策です。

対象となる人と、あらかじめお互いに自己紹介をしてその内容を記憶します。

そして、紹介された人、その場にいる人たちに向けて紹介します。

 

4、条件プレゼン

いくつかのチームに分かれ、あらかじめ指定されたお題やキーワードに沿った、架空のプレゼンをするゲームです。

これは、想像力や発想力、応用力が求められるため、非常に頭を使うゲーム。

審査員から一番面白いと認められたチームが勝ちとなります。

 

5、質問ゲーム

初対面の人とコミュニケーションを行い、親睦を深めるための施策です。

2人1組を作り、制限時間の1〜3分間、一方がもう一人に対してひたすら質問します。

そして、はっきり答えられた質問の数を競います。

いかに相手にとって答えやすい質問をするかが肝。

その分析力やコミュニケーション能力が問われます。

【参考】サーバントリーダーシップとは?VUCA時代のリーダー像

 

チームビルディングを成功させよう

施策の中には「ゲーム」と名のつくものが大半。

目的をあらかじめ明確にしておかないと、ただ楽しむだけになってしまうことがあります。

また、勝ち負けにこだわりすぎると、逆に喧嘩になってしまうこともあります。

施策が無意味にならないよう、終了後に振り返りやフィードバックの時間を必ず設けましょう。

そして、その成果をビジネスに活かしていくことを忘れてはいけません。

【参考】ピアボーナスとは?導入で期待できるメリットと注意点

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