転職して年収が下がった?年収アップは甘くない。原因と対策

転職は年収を上げるための一つの手段であることは間違いありません。

しかし、当然、転職したからと言って確実に年収が上がる保証はありません。

逆に下がってしまうこともありますし、むしろ、下がることの方が多いかもしれません。

今回は転職で年収が下がって失敗する原因と年収を下げないための対策について紹介します。

【参考】20代・30代の転職、求人情報で注意したいフレーズ7選

 

転職して年収が下

 

転職して年収が下がった?こんなはずでは…

  • 「スキルアップしたい」
  • 「新しい環境で自分の実力を試したい」

など、転職をする動機は人それぞれ。

しかし、「年収を上げたい」という理由で転職を決意する人は、実は大多数を占めると言われます。

もちろん、転職すれば必ずしも年収が上がるわけではありません。

しっかりリサーチしたり、待遇を確認しなかったりすると、逆に下がってしまうケースも珍しくありません。

目的を達成し、転職を有意義なものにするためにも、転職して年収が下がる原因とその対策について、事前に押えておきましょう。

【参考】ゆでガエル理論とは?キャリア形成の心構え

 

転職で年収が下がってしまう主な原因

まずは転職で年収が下がってしまう主な原因を見ていきましょう。

 

1. 儲かっていない会社に入ってしまう

転職で年収が下がってしまうケースとして圧倒的に多いのが、これでしょう。

「人手不足で人材は必要だが、経営状況が悪く人件費に充てるための予算が十分に無い。」

年収アップかと思いきや、このような会社に入ってしまうと、かなりマズイです。

何とかして安くこき使おうというモチベーションが会社にはあります。

  • あれこれと言い訳をして待遇を悪くされる
  • 額面は上がっても、勤務時間が圧倒的に長くなる

といったことになりがちです。

経営状況が良くならない限り、そこの会社で年収アップを勝ち取るのは難しいでしょう。

転職で年収アップしたいなら、

  • 成長している
  • 利益が出ている

このような会社に行くのが鉄則と言えます。(もちろん、例外もあります)

 

2. 経験が活かせない転職をしてしまう

未経験の職種や業界に転職するというのも、よくあるケース。

これまで培った経験やスキルが十分に活かせない転職も年収が下がる要因の一つとなります。

その場合、実務を教えてもらうところからスタートになるのは止むを得ません。

いきなり重要な役職に就くことも難しいでしょう。

下手をすると、新卒に毛が生えた程度の年収になってしまうこともあります。

もちろん、新卒に比べれば社会人としての基礎力は身についているでしょう。

未経験スタートでも、ある程度成果が出せるようになったり、高い役職を任せてもらえるようになったりすれば、年収が急上昇することもあります。

 

3. 相性が悪い会社に入ってしまう

提示年収・月収が前の会社よりも良く、これまでの経験も十分に活かせる会社に入ったとしても、油断は禁物。

上司や会社との相性が、年収に影響することもあります。

上司とのそりが合わない

環境に馴染めず十分なパフォーマンスを発揮できない

といったことがあると、たとえ成果を出していても、人事評価で悪い評価をつけられることがあります。

その結果、

  • ボーナスを大幅にカットされる
  • なかなか昇格できない

といった状況に陥ることもあるのです。

実際、相性ばかりは、会社に入って働いてみないと分からないところでもあります。

入社を決める前に、なるべく多くの人と話して、相性を見極めたいところです。

【参考】やりたい仕事がない!どうすればいいか分からない人へ

 

転職して年収が下がるのを防ぐ対策4選

今の時代、何度も転職を繰り返すこと自体は、決して珍しいことではありません。

「ダメだったらまた転職すれば良いや」というスタンスを持つことも時には大切です。

しかし、一回一回の転職をより有意義なものにして、確実に年収を上げていくためには次のような対策が必要不可欠となります。

 

1、転職先がしっかり儲かっているか見極める

前述した通り、経営状況が悪い会社に転職すると良い結果は望めません。

個人の努力だけでは、どう足掻いても年収アップには結びつけにくいのです。

そこで、転職先の企業を選ぶ際は、その企業が「儲かっているのか」。

これを見極めることから始めましょう。

上場している企業であれば、具体的な数字が開示されています。

売上の伸び率や、利益率、平均年齢や年収などを元に見極めます。

それらの数字が非公開の場合には、業界や従業員数からその会社が儲かっているかを推測することしかできません。

それか、官報の情報をまとめているサイトもありますので、そちらを参考にするという方法もあります。

 

2、スキルを客観的に証明できるようにしておく

どんなに優秀な面接官でも、求職者のポテンシャルをや相性を100%見極めることはできません。

内定が出る場合でも、ミスマッチや、十分な活躍ができない事態は想定されます。

そのため、年収を低めに見積もって採用しようとする傾向にあります。

それへの対抗策として求職者ができることは、自分が持っているスキルを客観的にわかるようにしておくことです。

  • 公的な資格
  • ベンダー資格
  • その他の検定

の類などを取っておけば、企業側に即戦力として採ってもらいやすくなります。

その結果、年収も下がりにくくなるでしょう。

 

3、人手不足の職種を選ぶ

人手不足の職種、といっても、理由は色々あります。

もちろん、年収が低いがゆえに誰も応募せず、人手不足に陥っているということもあります。

しかし、

  • 単純に業務内容に人気がないから
  • 必要なスキルを持っている人が少ないから

と言うパターンもあります。

職種は限定されるかもしれませんが、そこを狙い目にして転職を希望するのは一考。

給料を上げてでも採りたい企業とマッチしやすくなり、年収アップも見込めるでしょう。

 

4、転職エージェントに頼る

「自分はレアなスキルを持っていて、企業からすると喉から手が出るほど欲しい人材のはず」

そう思えて、強気で交渉できるのであれば、下手に自分で交渉するよりも転職エージェントを頼った方が確実に年収アップが期待できます。

応募書類を作るにあたってもプロに任せた方が良いことが多いもの。

自身のスキルや強みをうまくアピールしてくれます。

最初からエージェントに頼ると言う選択肢もアリでしょう。

【参考】上場企業はなぜ人気?そこで働くメリットとデメリット

 

転職して年収を上げよう

もちろん、年収アップだけが転職の全てではありません。

しかし、年収は、働く上でのモチベーションに直接関わることでもあります。

そのため、ぜひとも注視したいポイントです。

たとえ転職直後に一時的に年収が下がってしまっても、何年か後に前の職場よりも上がるというケースもあります。

長期的なビジョンを持って、転職活動に臨みましょう。

【参考】スカウトサービスに向いている人の特徴と利用時の注意点

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