地雷クライアントとは?フリーランスを悩ませる取引先の特徴

フリーランスとして自分のキャリアを磨いていきたい。

そのためには、請ける仕事、取引するクライアント選びを慎重に行わねばなりません。

最初の仕事がない時は何でも受けねばならない時期もあるかと思います。

しかし、自分から主体的に請けたい仕事と、そうでないものは、区別が必要。

また、フリーランスに害を及ぼす「地雷クライアント」は、何としても避けたいところ。

キャリアへの影響どころか、生活へも影響しかねません。

今回は、フリーランスが不利益を被りかない「地雷クライアント」をしっかり見極めるため、その特徴を詳しく紹介していきます。

【参考】源泉徴収とは?フリーランスや副業者のために基本から丁寧に

 

地雷クライアント

 

地雷クライアントとは?

地雷クライアントとは、フリーランスをただの都合の良い労働力とみなしており、何かと文句をつけて支払いを遅らせたり、拒もうとしたり、タダ働きさせようとしたりするクライアントの事です。

フリーランスとして働く以上、様々なクライアント企業と関わることになります。

取引する相手がどんな相手なのか、契約する前に見極めないと、大変なことになります。

上で述べたような、いわゆる「地雷クライアント」と呼ばれる、悪質で不良なクライアントに当たってしまうと、労働力を搾取されるなど、不利益を被りかねません。

自分の利益やキャリアを守るためにも、関わるクライアントを確実に見極めましょう。

【参考】副業者、フリーランス必見!青色申告と白色申告の違いまとめ

 

関わりたくない地雷クライアントの特徴

それでは、一緒に仕事をするべきではない地雷クライアントの特徴についていくつか見ていきましょう。

 

1、言葉遣いが荒い

フリーランスとクライアント企業は、本来、お互いに対等な立場にあるべきです。

しかし、それを誤解し、

  • いつも偉そうな態度を取る
  • 言葉遣いが荒かったりする

ような場合は要注意です。

そのような相手は「お客様(自分)は神様」的な意識を持っていることがほとんど。

無理難題を押し付けてきたり、高圧的な態度を取ってきたりします。

そのようなことが続くと、やりとりしていてもイライラするだけになってしまいます。

最初から、極力関わらない方が良いでしょう。

また、いきなり馴れ馴れしくタメ口を使ってくるクライアントも危険信号。

そのような相手は、健全な関係の構築が難しいため、避ける方が賢明でしょう。

 

2、面倒な事務手続きを省略したがる

まず、取引を始める前に、「お互いに契約書にサインすること」。

そして、仕事を請ける際には、「発注書をもらうこと」。

この2ステップが、フリーランス業の大原則となります。

しかし、地雷クライアントは、これらの面倒な事務手続きを省略したがる傾向にあります。

よって、契約や仕事の発注も、全て口約束で済ませようとするのです。

その意図としては、フリーランスを使い捨て扱いして、ダメになったら他の人を使おうと言うスタンスを持っているためです。

そのまま仕事を進めてしまうと、例えば、

  • 成果物を受け取ってもらえない
  • 報酬が支払われない

といった際に、フリーランスの利益が保護されにくくなってしまいます。

フリーランス業において、契約とその内容は非常に重要な要素。

それらをしっかり書面で発行してもらえない企業とは、関わるべきではありません。

 

3、少しでも安くしたいという意向を常にチラつかせる

また、

  • 会社として競争力が弱く、安さをウリにしていて、常に薄利で商売している
  • 赤字にならないかを常に気にしていたりする

といったクライアントも要注意です。

そういう会社は、何につけても「少しでも安く!」という意識が強いもの。

  • 契約にないことを無料でやらせようとする
  • 何かと言い訳をして報酬をケチろうとする

といったことを行ってくるため、フリーランスにとってはなんのメリットもありません。

「これくらいならいいか」と安易に仕事を引き受けてしまうと、大変。

クライアントが「あ、これはやってくれるんだ」と誤解してしまいます。

その内、「あれもやって、これもやって」と次々に要求してくることになるでしょう。

本当に簡単なものであれば、

「これは契約書にないことですが」としっかり前置きをした上で受けるようにします。

関係が拗れる前に、しっかりと見極めましょう。

 

4、反応が悪い、常に短納期を迫ってきたりする

他には、

  • やりとりをする際のレスポンスがいつも遅い
  • 極端に短い納期を設定してきたりする

このようなクライアントは、仕事ができなかったり、調整能力が低い可能性があります。

会社の問題と言うよりも、担当者の問題、と言う側面が大きいかもしれません。

そのような特徴が見られる場合、スムーズに取引することは困難になります。

生産性も大幅に下がってしまいますし、徹夜してでも仕事を終わらせるよう無理な要求をしてくることもあります。

【参考】下請法とは?フリーランスが最低限知っておくべき法律の基礎

 

まとめ

フリーランスは、労働法で守られているサラリーマンとは異なります。

下請法等はありますが、原則として、自身の権利や利益は自分で守らなければなりません。

生活のためにも、地雷クライアントに引っかかっている、無駄な時間はないはずです。

仕事を請ける前に、極力、以上で挙げた特徴をしっかり押さえるにしましょう。

【参考】フリーランスのトラブル予防策は?事前に備えておくべきこと

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. ドリップマーケティング
  2. Google Search Console
  3. キャリア防衛
  4. モンスター社員
  5. 就活生が嫌がる
  6. オンラインサロン
  7. 正社員
  8. QUESTフォーミュラ
  9. 360度評価

おすすめの記事

  1. eラーニング
  2. ABテスト
  3. TeachableのBundle
  4. 出向
  5. 悪徳フランチャイズ
  6. テクノ失業
  7. 役職定年制
  8. 不動産投資で失敗
  9. カルチャー採用
  10. Chromeの拡張機能
ページ上部へ戻る