大企業病とは?中小企業でも陥る?その弊害や改善策を解説

中小企業の経営は大変ですが、大企業にも、大企業ならではの悩みがあります。

それが、「大企業病」と言われる悩み。

  • 業務が遅々としてなかなか進まなくなる
  • 社員同士で責任の押し付け合いが発生する
  • 仕事のための仕事が発生して効率が悪くなる

といったことが起こり得ます。

しかし、この病、「大企業にありがち」というだけ。

中小企業には起こらないというものではありません。

ここでは、小さな組織でも陥る可能性がある「大企業病」とはそもそも何なのか、その特徴を押さえた上で、弊害や改善策について解説します。

【参考】社内通貨とは?社員のやる気アップに使える仕組みの注意点は

 

大企業病

 

大企業病とは?

大企業病とは、大企業のような大規模組織で起こりがちな、保守的で、非効率な企業体制や組織状態に陥ることを病に喩えた言葉です。

主に以下のような特徴が見られます。

  • 改革や新しいことを嫌う
  • 組織の風通しが悪くなり、意見が言いにくい
  • 余剰人員の仕事のための仕事が作られる
  • 意思決定にやたら時間がかかる
  • 部署間のコミュニケーションが停滞している
  • 上層部の人間によって完全に支配されている
  • 派閥が蔓延している

大企業病は、大規模な会社でのみ発生すると思われがち。

しかし、実は、会社の規模に関係なく、どんな組織でも発生する可能性があります。

【参考】ホワイト企業とは?認定されるための7つの指標と取り組み

 

大企業病が社員にもたらす弊害

組織が大企業病に陥ると、社員にとってどのような弊害が起きるのか見ていきましょう。

 

1. チャレンジしなくなる

大企業病に陥っている会社は、何事にも保守的になりがちです。

そして、とにかく現状維持をしようという思想に偏りがちになります。

そのため、改革や新しいことを始めようとしたりしようというチャレンジ精神が社員の間でどんどん希薄化していきます。

誰かが新しい取り組みを始めようものなら、嫌がらせをして妨害することもあります。

「出る杭」は面倒な人扱い。

そして、何もできない、やりたくてもやらせてもらえない、やろうとしない、という悪循環に陥ります。

 

2. 社員が保身に走るようになる

本来、企業は、顧客のため、消費者のために商品開発やサービスの品質向上などに勤しむものです。

しかし、大企業病にかかってしまうと、そうならないことがあります。

何によりもまず、自身の利己的な要素にしか目が行かなくなるのです。

たとえば、

  • 部下が顧客よりも上司の顔色を伺って行動するようになる
  • 社内政治や人事的なことに社内の興味関心が移る

といったことになります。

また、事なかれ主義も蔓延します。

責任転嫁が頻発するようになり、組織は腐敗していきます。

 

3. 無駄な仕事やコスト、プロセスが増える

無駄も増えて、生産性が下がります。

大企業だと、仕事の増減の波に揉まれ、「仕事がない人」が出て来ます。

「仕事ができなくて、社内で仕事が貰えない人」と言い換えることができるかもしれません。

しかし、大企業は、そのような人のために、仕事を準備することがよくあります。

そして、「仕事のための仕事」が増え、意味のない業務が増えていくことになります。

また、意思決定においても無駄な時間を要することになります。

何をするにも事前に上役や責任者に相談する、という風になりがち。

そして、

  • 「段取り」という名の根回しを毎回のように求められる
  • 情報共有のための会議がやたらと増える

といったことが起こるようになります。

その他にも、フィードバックのない報告などを求められる機会も増えがちになります。

見栄えのためだけに、無駄な手間や業務を強いられるでしょう。

【参考】シェアードサービスとは?経営のスリム化にもってこい

 

大企業病から抜け出すためのヒント

会社にとっても、社員にとってもデメリットしかない、大企業病。

これから脱却するためには、以下のような対策を講じるのが王道です。

 

1. 第三者の意見を経営に反映させる

大企業病が組織に蔓延する一番の要因は、風通しが悪くなっていることです。

風通しを良くし、透明性を確保するためには、社外取締役や、外部のアドバイザーなど、外部の人間を幹部クラスに設置することが効果的です。

もちろん、外部の人なら誰でも良いわけではありません。

客観的な視点から適切なアドバイスをして、軌道修正をしてくれる、信頼できる人を見つけましょう。

 

2. 失敗を咎めない、挑戦を評価する

減点方式の評価体制があると、失敗を恐れ、新しいことにチャレンジしなくなります。

積極的に事業に参画したりする社員は増えません。

社員一人一人が伸び伸びと働けるようにするためには、原点方式ではなく、失敗したとしても、挑戦を評価できるような仕組みがあると良いでしょう。

 

3. 権力にしがみつくだけの人を採らない

一部の社員にとっては、イエスマン的な部下がいると何かと都合が良いもの。

しかし、会社にとっては、大企業病がさらに悪化したり、抜け出せなくなったりする要因でしかありません。

そのため、

  • 寄らば大樹の陰と思っている人
  • 何よりも安定を求める人

を見抜き、なるべく採用しないという判断も必要です。

【参考】社内表彰制度とは?ユニークな事例とアイディア集

 

大企業病にならないように注意しよう

会社の規模が大きければ、それだけ抜本的な改革を実行することは難しいもの。

しかし、大企業病に陥っているという実態を把握し、会社のトップが問題意識を持たなければ、抜け出すことはできません。

できることから洗い出し、少しずつ変えていく努力をしましょう。

【参考】PDCAとは?ビジネスの必須知識を基礎からおさらい

関連記事

最新の記事

  1. 不動産投資に資格
  2. 経年劣化、通常消耗、特別消耗
  3. 短期賃貸
  4. 固定金利と変動金利
  5. 家賃債務保証
  6. 再建築不可物件
  7. 駐車場経営
  8. 不動産投資でカモ
  9. 家賃の値下げ交渉
  10. 木造・鉄骨造・RC造

ピックアップ記事

  1. 降格人事
  2. ZoomとGoogleMeet
  3. 指示待ち社員
  4. 海外マーケター
  5. フロントエンド商品
  6. 失業手当
  7. 営業電話
  8. 時代遅れの社内ルール

おすすめの記事

  1. 海外マーケター
  2. フリーランスに弁護士
  3. オヤカク
  4. 残業命令
  5. キャリアチェンジとキャリアアップ
  6. 不動産投資でカモ
  7. WordPressでネットショップ
ページ上部へ戻る