表にして比べる!ベンチャーへの転職を大企業と比較してみる

転職する時、あなたなら何を重視するでしょうか。

年収?

知名度?

働きがい?

働きやすさ?

自分自身の成長?

人によって見るべきポイントは様々と思いますが、転職活動をするにあたり、大手に行くか、ベンチャーに行くか、で悩む人は少なくないのではないでしょうか。

大手は安定しているだろうし、給料も良さそう

だけど、ベンチャーに転職した友達を見ていると、毎日キラキラしていて楽しそう

ここでは、ベンチャー企業、大手企業に転職しようとする方に、それぞれのメリット、デメリットを比較してご紹介します。

【参考】ジョブ型雇用とは?表で見て分かるメンバーシップ型との違い

ベンチャーと大企業

 

ベンチャー企業に転職するメリット

ベンチャー企業に転職すると主に以下のようなメリット、デメリットがあります。

 

①若手でも自分の意見やアイディアが反映されやすい

ベンチャー企業は比較的小規模な組織で、年齢層も若く、また社員同士や社長との距離も近いため、業務において自分の意見や提案が採用されやすいというメリットがあります。

もちろん、社長の器や組織の文化にもよるので、ケースバイケースではあります。

しかし、ベンチャー企業であれば、自分のアイディアが採用され、皆がそれに沿って動き、市場から反響がある、ということを生々しく感じる機会もあるかもしれません。

これらは、仕事に向き合う上でのモチベーションの向上や、大きなやりがいにつながるでしょう。

また、社内における意思決定のスピードが速く、仕事が円滑に進みやすいのもベンチャーならではの魅力です。

大手だと、「理由は分からないけど、上層部がNoと言っているらしいから、動けない」なんてこと、よくありますよね。

 

②多種多様な業務を経験する機会がある

ベンチャー企業は各部署間の垣根が低く、異なる部署の人間が同じフロアで働くことも決してめずらしくありません。

また、他のチームを助けたり、これまで経験したことのなかった役割を担ったり、ということもしばしば起こり得ます。

「開発だけど、少し人事もやっている」

「営業だけど、広報もやっている」

といった具合に。

その結果、多様な分野での業務に携わる機会が増え、スキルアップやキャリアアップ、自分の可能性を拡げることにもつながります。

 

③会社と共に成長を実感できる

ベンチャー企業の場合、人員や事業規模、売上の拡大など、会社の成長を間近で感じられます。

「入社した時は10人くらいだったけど、1年後には30人、2年後には50人になっていた」

「1年後に売上が5倍になり、2年後には更に3倍になった」

ということも珍しくありません。

やりがいを実感しながら働きたい、自分のスキルを精一杯活かしたいという方にとってベンチャー企業は最適な環境と言えるかもしれません。

 

④ストックオプションによるリターン獲得の可能性がある

一部のベンチャー企業では、入社時に従業員が自社株の一部を取得できるストックオプション制度を採用しています。

要は、会社の株を持つことが出来る制度で、株の評価額が上がって、上場したり、M&Aされたりする時に、安く取得した株式を売却すれば、大きなリターンが得られるという仕組みです。

場合によっては、数百万円、数千万円の利益にもなります。

その制度があるベンチャー企業に転職すれば、上場した際、給与とは別の報酬を受け取ることができます。

このような報酬は、大手企業ではなかなか実現し得ません。

【参考】実はブラック?転職サイトの求人の危険フレーズ3つと回避策

 

ベンチャー企業に転職するデメリット

それでは、デメリットもみていきましょう。

 

①社員一人当たりの業務の負担が大きい

メリットの裏返しになりますが、一人当たりの会社に対する貢献度、存在感が大きいということは、それだけ社員一人当たりの負担が大きくなることを意味します。

特に人員が限られている職場において、新規プロジェクト始動の際には長時間労働や残業時が日常になるケースは珍しくありません。

休日でも、スマホのチャットアプリの通知がずっと鳴り続けている、なんてこともあるでしょう。

特に、ベンチャー企業の経営陣は、土日も祝日も朝も夜も関係なく働き続けます。

そのような経営陣を間近で見ていると、「ワークライフバランス」なんて言葉は、縁遠いものと思われてしまうかもしれません。

 

②事業の安定性や将来性に欠ける場合がある

一概には言えませんが、大手企業に比べてベンチャーは事業の安定性や将来性に欠ける場合があります。

案外小さいところで成長が止まってしまう、なんてことがあると、途端に会社の雰囲気が怪しくなってきます。

また、ボーナスや福利厚生、各種手当があまり充実していないという懸念もあります。

資金調達に失敗して倒産したり、給料の支払いが遅れたり、なんてこともあるかもしれません。

【参考】フレックスタイム制とは?メリットとデメリットを解説!

 

大手企業に転職するメリット

では、大手企業に転職するメリット、デメリットについても見ていきましょう。

 

①福利厚生が充実している

充実した福利厚生や社内研修、訓練制度があることは大手企業最大の魅力と言えます。

育休や産休、専門技能取得のため訓練制度、ボーナスや各種手当、退職金制度などが整っています。

よって、経済面で不安を感じることはほとんどないといえるでしょうし、何かあったときに懐の深い対応をしてもらえる可能性は高いでしょう。

 

②キャリア形成につながる

認知度や社会的信用がある企業である程度の経験を積むと、スキルアップ、キャリア形成につながるだけでなく、個人にとってその経験は必ず有意義なものになります。

認知度や社会的信用というのは、何だかんだ言って強力なものです。

取引先との交渉や次の転職先を見つける際など、大手企業での実績と経験は大きなアピール材料となります。

大企業でしっかりとしたキャリアを積めば、次の転職の際に好待遇を受けられる確率も高まるでしょう。

 

大手企業に転職するデメリット

 

①手応えを感じにくい

大企業は、大きな組織、大人数で、大きな仕事をこなしていきます。

よって、1人1人が担当する役割は、その中でも極一部となりがちです。

「自分がいなくてもこの仕事は回るんじゃないか」と思うこともあるかもしれません。

「自分の専門領域だけに特化すれば良いから、気が楽だ」と考えれば、プラスに捉えられることもあるでしょう。

しかし、社員一人一人の意見やアイディアは、ベンチャーに比べれば反映されにくいのは仕方がないこととも言えます。

指示されたことをただこなすという、機械的な働き方に不満を感じやすくなることもあるかもしれません。

 

②大きな資産は築きにくい

大企業に入ると、安定はしますが、会社の株を貰えたり、それが値上がりして大きな資産を築けたりする可能性はほぼありません。

よって、30代や40代の内に億単位の資産を築いてアーリーリタイア、なんてシナリオは、なかなか想像しがたいのが実情です。

その代わりに、スタートアップにはない「安定」があると思えば、良いのかもしれません。

 

まとめ

ベンチャーと大企業

双方にメリット、デメリットがあるため、転職先として一概にどちらが良いとは言えません。

自分の適した働き方やライフスタイルを見極めた上で、将来性が見込めるのか、また面接時の対応など総合的に考慮した上で適切な転職先を選びましょう。

【参考】ジョブカフェとは?受けられる支援やサービス、使うメリット

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